今日、人生で初めての体験をしました。
あまり、経験しないほ
うがいいことなのかもしれませんが…。
それは「救急車の要請」です。
勤めだしてから何回か要請したことはあったんですが、まだぺーぺーの頃だったんで、自分で電話をかけたのは今日が初めてでした。
10時過ぎ、頭を蜂に刺された中年の女性患者さんがやってきて、玄関で倒れてしまったんです。
すぐにDrを呼んで、そのまま玄関で治療が始まりました。
Drは、注射の指示と、救急車を呼んでくれ、と。
そこで、私が電話をすることになりまして。
「患者さんの性別、年齢は?」 「56才女性です」
「どうされましたか?」 「頭を蜂に刺されて倒れておられます」
「意識ありますか?呼吸は?」 「えぇっと…(Drに確認して)呼吸はしてますが意識はありません」
と、ここまではなんとか答えられましたが…。
「どちら(の病院)まで搬送ですか?」
えぇっ
Drに再び確認したら
「分からん!そんなことはいいから早く来てもらって!」
「…分からないんでとにかく早く来てもらえますか?」
「もう要請はしてます」 あぁ、そうですか…。
最後に私の名前を聞かれ、救急車の到着までに何かあったらまた救急に電話を、と言われ、一旦電話を切りました。
そして2〜3分後、救急から電話が。
「どこに搬送ですか?」ちょうどDrが一番近い総合病院の救急外来に電話していたところだったんで、「○○病院です!今先生が救急外来に電話されました」
「頭を何箇所刺されてますか?」忙しく動く看護師さんに聞くけど「分からない」の返事。そりゃそうでしょうね…それより治療が優先でしょう。
Drに電話を代わってくれ、ということで、代わってもらい状況説明してもらいました。
そうこうしているうちに救急車到着。
患者さんは無事、総合病院へと搬送されました。スタッフ一同、一安心です。
しかし、なんであんなにいろいろ聞かれるんでしょう?
看護師さん曰く「今、救急車をタクシー代わりに使う人がたくさんいるから、そのせいでしょう」と。なるほど。
救急車をタクシー代わりに使う…これ、全国的に問題になってますもんね。本当に急を要する病気の人にとっては迷惑なことです。今日自分で救急車を呼んで、よく分かりました。
いろいろと考えさせられた、貴重な体験になった、かな。