朝練はももの散歩の後、山越えのBike23kmでした。
私の住む藤枝市の「藤枝市立総合病院」で発覚した、
インプラント治療における保険の不適正請求問題。
社会保険庁が検討している同病院への処分について、
市や医療関係者の間では「保険医療機関の指定取り消しは
避けられそうもない」との見方が広がっています。
指定取り消しとなった医療機関は原則として、5年間は再指定
されません。総合病院内の一部の科で不正が行われたとしても、
原則として全科で保険が不適用となります。
今回行われた不正請求は歯科のインプラント治療。インプラントとは
あごの骨にボルト状の金属を埋め込
みその上に人工の歯などを
固定する治療方法。入れ歯などと比べると違和感が少なく、
高齢者などに人気が高まっています。しかしインプラント治療は
保険が適用されないため1本30万から50万円の治療費が
本人負担となります。今回問題となっているのは、この
インプラント治療そのものではなく、この治療する前段階で
実施されるあごの骨を整える手術などです。この手術はのちに
インプラントをする場合には全額患者の自己負担となるもの。
しかしこの前段階の処置などに保険を適用してしまったのが
今回のケース。病院が過去5年間に社会保険庁に不正請求していた
保険料の金額はおよそ1億2千2百万円にも上ります。
病院側は不正請求した金額を全額返還するという方針を
示しましたが、当然にそれは市民の税金が使われるということ。
地域の基幹病院として保険医療機関の指定取り消し処分は、
地域全体にも大きな影響があります。
私が36歳のときに受けた虫垂癌の手術もこちらの病院。
その時の外科の主治医が現在の病院長です。
何とか歯科以外の医科部門は、保健医療機関の取り消し処分から
除外してほしいものですが・・・。