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「断食・小食健康法」(お勧め書籍) [2008年04月08日(火)]
87.25!
(2月頭の103キロから減量中。
昨日と、プラマイ 0.0キロ)
ぬお〜、ぬお〜〜、
3日連続87.25だとは!
スロットで7が3つ並ぶより難しい
んじゃないか、なにせ、50グラム単位
ですから。

前に、ちょっと話したか、と思いますが、
人間の体重は一日のうちでも変動があり
ます。
私が、ここに記載する体重の数値は、
原則として、「その日のミニマム値」を
記録しているものです。
理由は、ミニマム値は、ミニマム値同士を
比較しないと意味がないからです。
そして、ここで予想されるツッコミは、
「自分に都合のいい数値を採用してる」
ということでしょうが、そうではありません。

すでに、「ミニマム値に3キロを加えたものを
自分の本当の体重として把握する」べき旨を
述べておりますとおりです。

で、ミニマム値と言いますのは、朝食昼食を抜いて
晩1食しか食べていない僕は、多くの場合、
会社から帰宅して、夕食の前、トイレに行って
最後の尿を出した後、
そこで計った体重になります。

そのほかにも、朝起床時にも計っていますけど、
こっちよりも、夕方の方がミニマムであるという
僕の特殊性。
(3食食べている方は、通常、朝一の排尿後の
体重がミニマムなのだろうけれど)

まてまて、こんな話をして、誰の何の参考になる
のというのか。
ああ、そうです。一日のミニマム値同士の比較で、
増減を把握しましょう、って点。
同じ条件での比較なら、誤差を極力排除できますので、
とそういうお話。

このぐらいのことは、言わなくてもすぐ分る話と思いきや、
一日の増減の誤差の件を、ことさらに強調なさる方は、
他所の掲示板での「回答者」レベルの方にすら
多くおられますので、念のためです。

さて、今日のお話は。

お勧め書籍シリーズとして、
「断食・小食健康法」(甲田光雄著 春秋社 初版1980年)
という本のこと。

お勧めと言いますからには、私(カリスマ:ちゅか君)が感銘を
受けたことは紛れもなく事実なのですが。
感銘を受けた、だとか、お勧め、だとか言ってる尻から
心苦しいが、はっきり言って、これは、「オカルト」に分類される
べき書籍です。
(´д`)誠に心苦しい。。。。。

常に、客観的に正しい正論ばかりを論拠にし、
根拠に乏しい話を排除していくという姿勢で
ダイエット理論の考察に望んでいる僕(ちゅか君)
であるが、
この本に拠れば、データや、化学式、他のオーソドックスな
理論などなど、
固い論拠に基づく、固い自説、というのを装いながら、
結果、超絶なオカルトな結論に、読者を誘導できるという
そういういい見本。

では、僕は今回、
反面教師としてこの本をお勧めしたのでしょうか?

いや、そうではありません。
内容に、何箇所をも明白な誤りを見つけながらも、
私(カリスマダイエット博士:ちゅか君)は、
この著者の主張の主要な部分には、同意してしまって
いるという、そういう体たらくなんです。

私の感想は、とりあえず棚にあげておきまして、内容の
ご紹介。

「断食」というものを、具体的な体の疾病を治す”療法”
として位置づけて解説している書です。
皆さんにあらかじめお断りですが、ダイエット目的すなわち
体重を減らす目的には、著者の意図とはまったく一致して
いません。
むしろ、痩せすぎに悩む虚弱体質の人が、体重を増やす目的
としての断食が、本文中で勧められているぐらいです。
ですから、ダイエット目的の方には、直接参考になる内容では
ありません。
ただし、「3食ちゃんと食べる」「しっかり栄養をちゃんと取る」
「いずれの栄養素をも、欠乏させないような、バランス」だとか、
そういう強迫観念とでも言うべき、理由のない義務感から開放させる
という効果はあるでしょうね。

私が、賛成してるわけでないのですが、
著者の考えをご紹介。

「宿便」(腸壁に長期にこびりついている便)の毒素が体を
めぐり、多くの深刻な疾病を招いている。
断食をすれば、宿便が一気に排出される効果。
宿便の排出により、慢性の頭痛、ハゲ、等々、多くの慢性病が劇的
に改善。

血液循環の原動力は、心臓のポンプ作用(押す力)にあるのではなく、
細胞が飢えることによる吸引力にある。
断食により、全身の血液循環が改善され、これにより、
全身のあらゆる疾病が改善される。

断食は、若返りの秘法。
動物実験で、一定期間の断食をさせると、
新しい細胞中の、「核」が大きくなっていることが観察された。
核が大きいというのは、若い細胞の特徴。
ここでいえることは、断食により、各細胞は、確実に
若返ったということ。

等々です。
繰り返しますが、お勧めはしましたが、私もこの本の50%は誤りで、
残りのうち49%は既出である、とそう思ってます。
ですが、この本から受ける感銘は、他ではそうそう受けることが
できないものであることは確かです。

言いたいことは、ある一連の物事から、誤りだけをチマチマと指摘して、
そうして対象のすべての信憑性を否定して、全部の価値を否定しようと
いうそういう意図を持った人間は、
なんら、価値あるものを発見することができません。
こういう人は、自分で、自分を損させていると言ってもよい。

むしろ、明らかな間違いだらけの書籍からでも、なにか、真に値打ちの
ある些細な1点をも、それを理解しよう、それを汲み取ろう、と、
そういう努力をしていた方が、
自分自身でも、それは有益なことでしょう。

カリスマと呼ばれる私(ちゅか君)でさえも、
ある日急に、こういった洞察力
考察力・理解力等を授かったわけでは決してなく、
誤りの中に隠れている真実を、これを自分が
主体的に見つけ出して汲み取ってやろうと、
日ごろから心がけてきた結果であるのです。

あらためて、この「断食・小食健康法」という本について、
一読をぜひお勧めする次第。

さて、明日は、もっと楽しい話題に移りますよ。
乞う、ご期待!!!