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大長文そのF「継続は力なり」のウソ [2008年05月13日(火)]
今朝は85.45!
(2月頭の103キロから減量中。
昨日からマイナス0.45キロの減。)

ゆうべ、やや食べ過ぎと思ってたんですが、
やはり1日1食をずっと守っているからには、
一日分としては、標準以下が守れているワケなの
ですよね。
よって、減っている、と。

ですが、
今日という今日こそは、「ほぼ断食」を軌道に載せる!
80キロを割らなければ、「今回もダイエット成功した!」
とは言いがたいですよね。

がんばります。応援してください。

今日は、会社をお休みして日中からこうして書いてます。
この大長文を完結させてしまおう、という意気込みです。
これを完成させないと、どうにも落ち着きませんし、
次のお話(精神論方面)にも行けないというもどかしさ。
一挙に片付けてしまいます。

さて、昨日の続き。

運動派の妄言を根こそぎぶった切る大長文の
そのC〜そのEまでで、
「運動の消費カロリーの減量効果は完全にゼロ」と
僕が主張するその意味と意義をお話いたしました。
多くの方にご理解いただけたのではないか、と考えます。

そこで、次に参ります。

ダイエットについて通常強調される
「継続は力なり」について。

私(ちゅか君)は、これはダイエットの原理を理解していない
者の妄言であり、読者のダイエットの認識をゆがめる元である
と、そのように考えています。
たしかに、減量は、効果が出るまでにタイムラグがある
ものですが(”初回サービス”以外)、
私の実体験及び他の人の報告(文献・サイト)でも、
それはせいぜい”約2週間”ぐらいのものです。
ですから、
「半年でも一年でも続けろ。話はそれからだ。」
は、完全に誤りです。

この「そのF」では、そのことを考えて参りましょう。

「継続は力なり」を主張する者が、誤ってイメージしている
のは、次のような感じでしょう。

毎日、貯金箱に100円づつ貯金をして行く。
すると、
1ヶ月では、その30倍の金額が貯まり、
一年では365倍の金額が貯まる。
長く続ければ続けるほど、金額は累積し、どんどん
増えていく。何年も何十年も経つと、おどろくほどの
金額が貯まり、この人はお金持ちになる。

それと同じで、

一日1時間づつウォーキングを続ける。
すると、その消費カロリーに見合った分、体重・体脂肪は
減り、毎日続けると、その分の減が累積する。
何年も、何十年も経つと、おどろくほど体重が減ることに
なり、この人は、スリムな体になれる。

と。

貯金の場合は、このとおり、「累積」するという考え方は
成り立っていますが、ダイエットの場合には、
この「貯金」のイメージで考えることは誤りなのです。
多くのインターネット上の掲示板等の「回答者」は、すぐ、
「貯金」や「家計」に例えますが、ふさわしくないということ
なのです。

なぜ誤りなのか。

その理由はまさしく、ゆうべ「そのE」にて述べたことと同様。

体重が減れば、正比例して消費カロリーが減るからです。
基礎代謝の消費カロリー(36度の体温×24時間×体重)が然り、
”運動”の消費カロリー(運動×体重)が然り。
ダイエットの体重減の効果は、決して累積しないのです。

どんな方法で体重を減らそうと、その方法による
カロリー収支に対して、それに釣りあう体重になれば、
その時点で体重は下げ止まり、
そこから先は、
毎日ランニングを続けようと、食事制限を続けようと、
それ以上は、1グラムも減りません。
毎日、100円づつ貯金が増えていくというのとは、
ぜんぜんに違うのであります。

上記の1時間のウォーキングの例で言えば、
最初(タイムラグがあったとしてもせいぜい2週間)に
わずか、数十グラム(笑)か、数百グラムぐらい体重が減り、
それ以上は、どれだけ続けようが、同じことなのです。
それ以上は、1グラムたりとも体重は減りません。
5年続けようが、10年続けようが、1キロも減らせないのです。

「継続は力なり」は、まったく成り立っていないということ
になります。

それは、体重を増やす場合にも同じこと。
ある人が、一日2,000キロカロリーを摂取していて、
それによって、ある一定の体重を維持しているとする。
この人に対し、一日5,000キロカロリーを取らせた。
一日あたり3,000キロカロリーも増えていることになる。

貯金ならば、毎日3,000円づつ貯金して行ったならば、
貯金を長く続ければ続けるほど、累積してどんどん増えて
行くだろうが、
体重の場合は、どんどん増え続けることはない。
体重が増えれば、正比例して消費カロリーが増えるので、
ある程度まで増えれば、この5,000キロカロリーの
でカロリー収支がバランスすることになり、
その地点で体重は”維持”され、グラフの線は水平になります。

”家計”に例えたイメージとしては。

「貯金」のイメージではなく、「累進課税」のイメージです。
累進課税がもっとも強化されたというそういう空想上の
社会制度のイメージで、
どんなに収入を増やそうが、手元には、最低限の生活に
必要な金額しか残らない、というそのようなイメージ。

このように、「継続は力なり」は、ダイエットの場合では
完全に誤りなのです。

それでは、このような誤りが喧伝されていることには、
どのような問題や害があるのでしょうか。

「結果が出ない」理由を、「方法が間違っている」ことだと
気づかせるチャンスを、ダイエット挑戦者から奪うことに
なるという問題です。

すでに、公的パンフは、識者の著書にもあきらかなとおり、
元々、運動で消費できるカロリーは微々たるもので、
体重を減らす効果は、”ほとんどない”のです。
そして、ウォーキングや、ランニングや、水泳などをして、
これによって、何キロも何十キロも体重を減らせることが
可能であると、そのように誤った意識でいる者がいたとしたら、
「体重を減らす目的で運動をするのは誤りであり、
それらで、何キロも体重が減るということはありえない。」
ことを指摘する必要があるのですが、
「継続は力なり」なるデマによって、これが阻まれる。

自分に効果が出ないのは、期間が短いからだ。
長く結果を待つという忍耐が自分に足りないのは、
これは自分の罪である、と、そう思わされる。

そうして、この者は、1年でも2年でも続ければ、
やがて効果が出るはず、
とにかく続けよう、というそういうつもりになってしまう。
そして、この者を待ち受けている運命とは?
その結末は?
苦心して長く続ければ続けるほど、ますます結果に
は失望させられることになる。

決して報われない労苦を強いられるとは、
人間にとって何という悲劇であろうか。
これは、笑えないことです。
 (つД`)

(続く)
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