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大長文そのB [2008年05月06日(火)]
(つづき)

さて、
以上「大長文@A」で述べましたとおり、

「運動の消費カロリーは少ない。」
「運動の減量効果はほとんどない。」
「体重を減らすためには、減食が不可欠である。」
なる正しい真実が(私:ちゅか君の主張よりは、
表現がゆるめであるけれども)、
識者や賢明な諸氏によって、すでに明記・明言されて
いるという事実と、

その一方で、
「体重を減らせる唯一の方法が、運動である。
それ以外のいかなる方法も、体重を減らせない」
「食事制限など、イラネ」
なる明白重大な誤り、悪質なデマが、
「医学博士」や、ダイエット経験者の言として
実際に、広く喧伝されてしまっている現実と、

そのふたつについて、実例をご覧いただきました。

強調しましたとおり、後者は誤りで、前者は正しい
のですが、

それでは、

誤りのデマが広まっていることに、どういうデメリットがあるのか、
そして、この誤りをしっかり批判して、正しい事実の方を広めていく
ことには、どういうメリットがあるのか、

その点を考えて見ることにしましょう。

私が、これまで、いろんな身の回りの人々と時々、
雑談をした限りにおいては、
多くの(ほとんどの)人は、運動すれば痩せられる、
運動しなければ痩せられない、と、そう考えています。
そして、なぜ、自分は痩せられないのか、を話す人は、
「運動なんかやってられるか」「運動などする時間はない」
とそのように必ず話します。

そうです、
いかに、デマの広まりが根深いか、それがわかる
というものです。

いうまでもなく、運動になど減量の効果はほとんどないので
あるから、運動できない、したくない、からと言って
減量をあきらめる必要は全然ありません。

そして、このデマのデメリットの重大さが、ここに判明し
ています。

そうです。
本来減量をしたい人間に、
そして、減量をあきらめる必要のない人間に、
不必要に、減量の断念を強いているという、
そういう罪深いデメリットです。

まあ、ここでは、とりあえず、運動の健康メリットを、言われているもの
をすべて事実と一旦認めておいたうえで、話すことにしましょう。
(本当は、全部そのとおり認めるということでは、僕の考えでは
違うのだけれども)

運動に、どんな健康メリットがあるにしろ、
運動抜きで体重を減らすことは、実際に容易なことである。
そして、肥満者が体重を減らすことには、この健康上のメリットは
論証されつくして明白なものある。

運動が(体重を減らす効果がないにせよ)健康に有益であるから、
と言ってそれを勧めるのは、そこまでは正しいのだろうが、

だからと言って、もっとも明白な肥満の害、それを除くのを
デマによって阻んでいたのでは、元も子もないではないか?
むしろ、差し引きでは大きなマイナスではないのか?
肥満由来の疾病による死者の数が膨大であることは、
これは、ハナから明白なのであるから。

私が、愛読させてもらっているダイエット関連の
ブログが何個かあるのですが、
そのうちひとつの方は、これは筆者の方は130キロ超から
50キロ減らしたというすごい方であります。
この方のブログを拝見しますと、

運動だけで痩せられると考え、水泳をした、
 ↓
あまり減らない、
 ↓
あれこれ聞いてみたら、どうやら食事制限”も”
必要なみたい。
 ↓
食事制限を開始、
 ↓
減っていく。

という経緯である模様です。
そして、この方は、1日1,500キロカロリーの
食事制限プラス水泳一日30分で、130キロから
50キロの減量を達成したと言う。
まあ、計算してみれば、その50キロの減は、
ほとんどすべて減食により減った分です。
一日30分の水泳など、まったく足しになっていない
のは明らか(なぜなら、それをしなくても同じ結果で
あったことは明白だから)なのですけれども。

この方のブログからも、
”運動のみ”減らせると、最初は考えたという
こういうデマの根深さが判明しますね。

また、後日談がありまして、130キロもの超肥満
であってもヒザや腰に負担が少ないという”水泳”
を選ばれたのは、これは賢明であったのですが、
それでもなお、減量前よりも、腰が痛い、と吐露
されています。
体重を50キロも減らしたからには、腰の負担は
大きく軽減されているにも関わらずです。
運動のリスクがいかに大きいか、分るという
ものですね。

そして、もう一方。
先日ほどから引用させてもらっていますoahyouさんと
いうDHCブログの僕の友人になっていただいている
人なのですが、
この方は、しっかり正統派の知識を持ったうえで、
(運動の減量効果、運動の目的等を過大にでなく
正しく評価なさっている)
それでも、運動を控えておられます。
運動のリスクをきちんと考えているからです。

以上のとおり、「運動しなければ痩せられない」デマ
の有害を、考えてみました。

そして、次。

運動そのものの有害さについても、
ここで述べておくことにします。

別冊宝島の
「日本人のはまる健康の落とし穴」
という本の記述です。

*************
誰よりも健康に気を配り、ランニングや
水泳に励んでいた人が、ポックリ死。
そんな話をよく聞く。
職業別の平均寿命もスポーツ選手は
最下位に近い。
(中略)
横浜スポーツ医科学センター診療子虚長の
高田英臣氏は、「日常生活の中で、スポーツ
はいちばんハイリスクな行為」と断言する。
(中略)
ちなみに日本内科学会誌に発表されたデータ
では、スポーツによる突然死の第1位は、ランニング
第2位は、ゴルフ、第3位は水泳。
***************

そして、ランニングについて書かれたページでは

***************
はっきり言ってジョギングは危ない。39歳までの世代で、
突然死率が最も高いスポーツである。
ランナーの事故が多い理由はまず、誰でも手軽に
始められるわりに運動強度が高いこと。動きが激しい
ので心拍数が上がりやすく、心臓にも負担がかかりやすい。
そして、身体へのショックも大きい。
(中略)
ジョギングでは、両端が地面から離れる瞬間ができる。
そして、片足で着地してジャンプの衝撃を受け止める
ため、体重の3〜4バイもの負荷がかかってしまう。
硬いアスファルト道路ならなおさらだ。
足首、膝、腰を痛める原因になり、血圧も上がる。
***************

***************
07年、象徴的なジョギング死事件が
あった。メタボリックシンドローム対策として、
三重県伊勢市役所が企画したダイエット作戦
「七人のメタボ侍 内臓脂肪を斬る!」に
参加していた47歳の男性課長が、休日の朝、
ジョギング中に虚血性心不全で倒れて路上で
絶命。
(中略)
「腹囲10センチ減」を目指して、ジョギングに加え
ビリーズ・ブートキャンプにも励み、保健士に
「急激な減量は危ないから4センチ減を目標に」
とアドバイスされた矢先だった。
**************

と、ずいぶん深刻な記述が。。。。

ランニングだけでなく、登山、ウォーキング、自転車、水泳、
ゴルフ、と、それぞれに、見開きが当てられて、
その深刻な現状が述べられてます。
興味ぶかい本です。
で、どのぐらい死者が出ているのかは、載っていないのですが、
ゴルフのページにのみ、ヒントが。
年間200人以上がゴルフ場で倒れてなくなっている、と。
そして、ゴルフは、死者数2位で、1位がランニングで、3位が
水泳なのだ、とあるから、
ランニングでは、200人よりもっと多い、
水泳でも、100人以上ぐらい(?)は亡くなってるということ
になるのであろう。(推測)

運動のメリットだけ述べて、リスクを述べないのは、
フェアではありません。
また、”運動派”の人々は、行き過ぎた減食のデメリットを
挙げて、未だに、拒食症で亡くなったというカーペンターズの
女性歌手のことを、何十年も前の事件で、しかも、ただ1件の
実例を、引き合いにだしていますが、
年間何百人も運動でなくなっていることの方
をスルーするのは、不公平きわまりないことですね。

(つづく)
大長文そのA [2008年05月06日(火)]
(つづき)

このように、多くの識者は、運動による減量効果は、
「ほとんどない」ことをすでに明言しています。

そして、挙げた2つの書籍も、
運動をしたものは、カロリーを消費したということで
いい気になり、つい、「汗をかいた後のビールはうまい」
や、朝30分散歩しても87キロカロリーしか消費しない
のに、散歩のあとの朝ごはんはうまい、となり、
それよりだったら、散歩せずに朝食を抜いた方が、
カロリー面ではよっぽどマシ、とか、
そこの点にも言及しています。
(先の記事で、「完全にゼロ」という論拠として
僕があげたことと内容が一致。)

これら書籍の趣旨は、もちろん、
私(ちゅか君)も同意見であります。
そうです、私は、この点では目新しいことを言っている
わけでもなく、とっくに広く知られた当たり前のことを
強調していたのみであったわけです。

ところが、その一方で。
「運動こそ、減量に不可欠なもの」
「運動さえすれば、食事制限カロリー制限は不要。」
「体重を減らせる唯一の方法が、運動」
なる、大間違いが、垂れ流され続け、喧伝され続けて
いるのも事実。
件数から言えば、こちらの方がずっと多いのです。

僕は、この点をもっとも問題視するものです。

そして、さらにややこしいことに、
運動だけでは決して体重を減らせないことを知っている
賢明な人と、インターネット上でこの点
(運動だけでは減量できないこと)
を議論すると、
「そんなことは、誰でも知っている」
「運動だけで、減量できるなんて、そんなバカなことを
言っているヤツなど、いましたっけ?」
「食事制限が不要と言っているヤツだって?
それは、お前の脳内にしかいないよ。プ。」
だとか、そういうことが返って来たりします。
この人たちは、真実をご自分が知っていると
いうことまでは、よろしいのだが、
だが、
間違ったデマが実際に広まっているという
問題を認識していません。
これも問題の一部であります。

そこで、誤りの実例を
次にあげて見ることにいたしましょう。

「気になる症状を完全チェック
からだ(危険信号)SOS」
(阿部聡著 土屋書店)
という本ですが、
著者の肩書きとして、「医学博士」
他を長々と表示してあり、TV出演も
多数だと言います。
そして、勤務している病院名、
卒業した医大名も恥ずかしいぐらい
長々と表示。

この本に、

**************
大切なのは体の脂肪分を燃焼させ、減らすこと。
体の脂肪は、運動することでしか減りません。
他のいかなる方法も、一度ついてしまった脂肪を
減らすことはできないのです。
もう一度いいます。
つまり、脂肪は運動でしか減らないのです。
**************

と、しっかり断言されています。
いうまでもなく、完全なる誤り。

レッキとした現役の医者、「医学博士」
なる人が、著書に、こんな明白な誤りを
断定形で述べているのは、これは、ずいぶんな
問題なのではないのでしょうか?

これが重大な誤りであることは、公的パンフにも
あきらか。
「運動不要」論までいかなくても、必ず食事や
摂取カロリーの方のコントロールを伴わない限り、
運動だけでは体重は減らせないことは、
これは、公にも認められれ、疑う余地がない事実
なのです。

さらに、この本の別な箇所(肝機能の箇所)
では、QアンドAとして、

***************

ガンマGTPが200以上で、脂肪肝と診断され
ました。いったん肝臓についた脂肪は取れない
のでしょうか。


取ることができます。
方法は、原因となったお酒を一時的に止め、
これ以上脂肪を付けないこと。
そして、通常のダイエットと同じように
運動を絡ませて脂肪を燃焼させる(減らす)
ことです。
ちなみに、20分以上の運動をしないと、
脂肪は燃焼してくれません。
できるだけ運動を心がけてください。
**************

 ↑

まあ、好意的に見れば、
「運動を絡ませる」という表現は、ダイエット
すなわち食事制限に運動を併用しろ、とも
読めないこともない。
だが、それよりも、その前に引用した部分は、
ダイエット」なる項での記述なのだから、
やはりこの著者は、ダイエット=運動のみ、
とそう考えているのであるから、
この好意的な解釈は成り立たない。
つまり、この著者(医学博士)は、運動のみ、
でしかガンマGTPを減らせないとそう考えて
そう主張しているわけだ。

もちろん、これも誤りである。

現に、この私は、ガンマGTPが300台以上から、
20分以上の運動どころか、
運動と名のつくものなど一切せず、
減食のみで体重を減らし、
そして、短期間(半年以内)で肝機能の数値を
すべて正常値に戻した経験が、数度もある。

ちなみに、この本において、
非アルコール性の脂肪肝
(肥満性の脂肪肝)のことに
ついて、触れていないのは不十分である。

かくいう私は、肥満時には、あまりお酒を
飲まず、ダイエット時や、体重が減っている時
にアルコールがうまくてうまくて飲みすぎてしまう
ということをやっている。
つまり、私(ちゅか君)は、
アルコールをさんざん飲みながら、
肝機能を正常値に戻したのである。
非アルコール性の脂肪肝においては、
こういうことも可能であるということなのだ。

また、別の方も見てみましょう。

先にも引用いたしました、
インターネット掲示板「2ちゃんねる」の
「初心者の質問に答えるスレ」の回答者氏の
発言ですが、

*******************
238 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。
投稿日: 2008/03/28(金) 22:08:57 ID:+8u5tKH2
166cm 65kg 34.5%
どうしようもない体型です・・・何度もリバウンドして
代謝低いだろうし、冷え性、猫背自覚しています。
今までは食事制限、ショコ(引用者注:踏み台昇降のこと)
(ビリーも少し)でダイエットしていましたが
ジョギングの方がやはり効果出るのが早いんでしょうか・・・
太ってD70→D75になったんですが胸は極端に落としたくないです。
アドバイスお願いいたしますorz

239 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2008/03/28(金)
22:34:34 ID:+x1lY9ta
>>238
(中略)
2 どうしようもないとかグダグダ言っ
てないでまず運動を継続しましょう。
高い体脂肪率の改善は長い時間がかかります。
ジョギングだろうがビリーだろうがウォーキングだろうが、
まず一年継続しましょう。
はっきり言いますが、特効薬は時間です。
一年がんばって運動しなさい。
まずは目の前の三ヶ月。夏まで運動を継続して
みせなさい。
率直に言うけど、貴方、運動継続できた
ことないでしょう・・?

3 食事制限なんてイラネ。まず運動し
続けてみせろ。話はそれからだ。
減らさなくていいから、余計なモンを食
うな。菓子だのジュースだの間食をする
な。
してないなら、本当にそのままの食事で
いい。多分してると思うが。

4 効果出るのが早いんでしょうか・・
という質問してる時点でNG。貴方はも
はやどうがんばっても
「半年以上一年まで」がんばりつづけな
ければならないのです。少しでも工夫し
て速く終わらそうなんて思うのが
間違いです。贅肉は罪の証。黙って真正
面から償いましょう。
*******************

このように、
「食事制限などイラネ」
「『(運動を)半年以上一年まで』
がんばりつづけなければならないのです。」
などの大間違いを、
大いばりで断定形で述べてる人が、
実際に、「回答者」レベルの人間のうちに、
実在しています。
この人ひとりだけでなく、この手のやりとりが、
この掲示板のスレッドでは何度も繰り返され続けて
いるのです。

これが、現実です。

「体重を減らす方法は、唯一であり、それは”運動”」
なる妄言は、シロウトから経験者、掲示板の回答者
どころか、「医学博士」の書籍にいたるまで、
ずいぶん広範囲にデマが広められてしまって
いるのです。

(つづく)
大長文その@ [2008年05月06日(火)]
88.20!
(2月頭の103キロから減量中。
昨日からプラス1.85キロの増。)
(先月(4月)の中旬には、ほぼ断食×4日
間等で、83キロ台まで落としていたものの、
ゴールデンウィーク前あたりからの大連続
大過食で、4〜5キロものプチ・リバウンド)

(´д`)
うわわわーん。
これは、大ピンチ。
昨日は、食べたものは、途中までは
報告しておりましたが、結局、
ビール500×6本も飲んでしま
いまいました。
カッパえびせんは、大きいの一袋。

決意。
今日本日5月6日を含め、5月いっぱい、
第2回”緩めほぼ断食”を行います。
ただし、今回は、”緩め”ですから、
この間、摂取するものは、
1日500キロカロリー以下、という
”断食”には当たらないかもしれないですが、
巷にいう”半絶食”相当のものです。
卵1個とか、納豆1パックとかをメインに、
野菜っぽいものを二口、三口、それと、ナメコや
「こんにゃく畑」(こんにゃくゼリー)(ただし”ライト”)
数個、そのぐらいにします。
ただし、サプリは別です。(*´∀`*)
常飲しております、
マルチビタミンミネラルと、カルシウムマグネシウム
他、これは、飲み続けるものとします。
そして、5月31日まで、1日500キロカロリー
未満の半絶食を続けます。
予定では、80キロを割るぐらいまでは軽く行けると
予想。
(・∀・)
よーし、やるぞ!
今こそ、カリスマダイエッターの本領を発揮するときだ!

目標というか、標的は、と言いますと。

会社の一年に一回の健康診断は、6月中〜下旬ぐらい
にあるんですよ。
これは、受けてから結果がくるまで1ヶ月も
かかってしまうんですが、
目標は、これまで引っかかった前科がある
3種類、
肝機能、尿酸値、血糖値(これは前回1回だけ)
を、完全に正常値にする、ということです。

実は、すでに、診療所における再診にて、
血糖値(及びヘモグロビンエーワンシー)
は、完全に正常値。
肝機能も、桁違いに激・改善して、
正常値まで後一歩。
尿酸値のみ、ちょっとあがっててまずいけど、
体重減らせば、さらに一時的な増が起こる
ので、これは、ちと依然として不安材料。

だが、なんとかして、
今回は、完全勝利したいのです。
前回の例で言えば、体重を75キロぐらいに
して臨めば、尿酸値も下がっていくはずだから
です。

よって、目標は、5月中に、80キロを割り、
6月中に、70キロ台前半に行くこと。
その間、過食は、一切禁止。
過食は、健康診断の後で、いくらでもできるからね。
( ´_ゝ`)
(ジョーク。おめでとう過食も
せいぜい3日ぐらいにしておきます。

それでは!!
上記の目標にまい進する、カリスマを
どうかみなさん応援してください!!!


さて、今日のお話は。

お待たせしておりました、
運動派妄言ぶった斬りの大長文ですが、
いよいよ、着手いたします。

まずは、これまでのまとめから。
要旨は、なんども強調して参りましたとおり、

「(有酸素であれ、無酸素であれ)
運動の減量効果は、完全にゼロ」
「体重を減らす唯一の方法は、減食のみ」

ということなのですけれども、

こちらの3月12日〜4日間に渡る長文で、
すでに、述べておりましたので、今一度参照して
ください。 
http://www.dhcblog.com/tyukakun/monthly/200803/2

実は、運動のみによって体重を減らすのは、これは無理で
あることは、多くの冷静な理論家の方、
多くの実績あるダイエット実践者の方には、とっくに
知られていたことであります。

医院等で配布されている「生活習慣病」に関する
公的なパンフレットにも、
「運動だけで、体重を減らすことはできません。
運動の消費カロリーは多くありません。
例えば、1時間のウォーキングの消費カロリーは、
茶碗に軽く1杯のごはんのカロリーにも及びません。」
と明記されています。

また、「男の低インシュリンダイエット実践法」
(永田孝行著 主婦と生活社)
には、

************
運動をすれば、カロリーを消費した気になります。
しかし、散歩やスイミング、ジョギングといった
運動では、それほどカロリーを消費したことには
なりません。
カロリー計算だけからいえば、私たちが考えて
いるちょっとした運動では、ほとんど効果が
ないに等しいでしょう。
************

さらにまた、
「NHKためしてガッテン流
死なないぞダイエット
(北折 一著 アスコム)では、

***************
もともと、運動で消費できるカロリーは、
その充実間や苦しさに比較してあまりに
も少ない
(中略)
「がんばった自分」に対して得られるのが
「少しも変わらない体型」だったとき、モチ
ベーションを維持することが、果たしてでき
るであろうか。
(中略)
ダイエットを成功させるために必要なモチ
ベーションは、「小さな成功体験」による
「喜び」によってこそ作られる。
「うまくいってる感」がないと、ダメなのだ。
運動によるダイエットを試みる場合、
「実行した、という充実感」は容易に得られるが、
それを「うまくいってる実感」と取り違えやすい。
それだけに、結果としてはかえって「がんばった
のにダメな自分」あるいは「がんばりきれない自分」
に到達しやすいのだ。
そんなわけで、「続ける」ことが極めて困難になるため、
挫折しがちなのが運動によるダイエットなのである。
*****************

このように、多くの識者は、
運動の減量効果が、「ほとんどない」ことを
すでに明記しています。

(つづく)