ミイラは古代女王だった エジプト「最も重要な発見」 izaイザ・ニュースから
[ミイラ]古代エジプトの女性「ファラオ」と特定 livedoor new から
このほどエジプトで既に発見された女性のミイラを鑑定した結果、その女性のミイラは古代エジプト第18王朝期のハトシェプスト女王(在位紀元前1503年ごろ〜同1482年ごろ)であることが特定されたそうです。
このミイラはツタンカーメンの墓を発掘したハワード・カーターによって発見されたが、カーター自身は墓が粗末だったことから関心を示さなかったそうです。そして、発掘から一世紀を経た今になって真実が明らかになったというわけです。
ツタンカーメンは在位BC1347年頃からBC1338年頃と言われているのでハトシェプスト女王はツタンカーメンの時代よりも100年以上昔の人のようです。
厳しい気候風土のオリエント地方では男権社会で一神教を産み出すような土壌があったわけですが、女性のファラオが君臨していたことが事実であるとするとなおさらその真相に注目が集まりそうです。
ファラオは男性が就くというのが暗黙の了解であったのにハトシェプストが王位についたということは、彼女は相当な策略家で西太后のような性格であったはずです。男装のスタイルをしていたり、せっせと神殿造りに励んだのは王権の正当性をなによりも意識していたことを表わしているのだと思う。
結局のところ、生前の彼女はヒエラルキーの頂点に立ったが肝心の死後の世界にまでその力は及ばなかったようです。なにせカーターが見向きもしなったほどですから。