ネットカフェ難民5400人 50代も2割超す izaイザ・ニュース
上記のニュースによりますと、定まった住所を持たずインターネットカフェで寝泊りをしているネットカフェ難民と呼ばれる人が全国でざっと5400人いるそうです。
年齢別の内訳は20代が27%で最多だが、50代も23%と若年層に限らないようだ。
今回はちょっと灰汁と我を出した文体で。
正直、生まれながらの虚弱体質で不眠症の僕としては一泊でもしたくないです。眩しい液晶画面を前にして椅子に座って眠れるなんって凄い適応力だと思うわけです。おそらく彼らならジャングルのサバイバル生活でさえ生き残れるのではないかと。今は夏場ですし、他のホームレスの方々と同じような生活をした方がかえって楽だと思うのですが。
オンラインの中では住所(メールアドレス)も家(ホームページ)も持っていて、SNSで仲間たちと近所付き合いもしていて、さらに求人サイトやネットショッピングにオンラインゲームのアカウントまで持っているというのに、現実のオフラインの世界では家を持たない難民とはこれも情報化社会の一面なのかもしれないですね。
今の若者たちにはたとえ正社員であっても人生のビジョンを持っている人たちというのはそれほど多くないように思えるわけで、心の中はモラトリアムのリミットを過ぎた難民じゃないかと推測されます。でもこうやって考えてしまうのは自分自身が漠然とこんな感覚を抱きながら生きているからかもしれませんが。
なんにしろ今回のネット難民の現状を受けて、情報量が増えれば比例して知識も増えていくものだとは思うのですが、情報が人生を豊かにしていくという啓蒙思想の時代は情報化社会の到来で終ったと言えるのではないでしょうか。無秩序に溢れた情報を手にしてしまうと多くの人は情報を上手に利用できるどころか情報の渦に飲み込まれて現実(オフライン)の世界では生を謳歌できないように感じてしまいます。
ただ、だからと言ってネット難民のような兵が続々増えていくというようなことはあんまりないような気もします。そんな生活が楽しいわけないですし、ネットなら携帯のパケ放題というのが若者たちの間で浸透してきているようですから。