アニョハセヨ〜
気付いたら、しばらく一番大好きな韓国映画のレビューを
全然やってませんでしたねぇ〜
まぁ、誰も期待してないってか。
先日、
第8回NHKアジア・フィルム・フェスティバルが
開催されていたのですが、
韓国映画【京義線】を上映
するとのことで、鑑賞しに出かけました
題材的に地味なイメージのある作品だったのですが、
これがちょっと拾いモノをしたような、なかなか
感慨深い余韻の残るいい作品でした
京義線
2007年作品
監督:パク・フンシク
俳優:キム・ガンウ ソン・テヨン
映画『シルミド』『台風太陽』『野獣と美女』等のキム・ガンウ。
同じく映画『サッド・ムービー』、ミスコリア出身のソン・テヨン。
【予告編映像】
あらすじ
韓国の鉄道路線・京義線に偶然乗り合わせた2人の男女が、
お互いの心の傷を見つめ合う姿を描いたヒューマンドラマ。
平凡で退屈な毎日を過ごす地下鉄機関士の
マンス(キムガンウ)。
そんな彼に、毎日ある駅で差し入れを持って待っている、名前も
知らない女性がいた。
その女性は毎回変わる列車の運行時間を知っており、毎日正確な
時間にマンスを待っていた。
彼女の存在は、マンスの心にささやかな幸せを感じさせる。
ところが彼の運転中、目の前で飛び込み自殺を目撃してしまう…
大きな衝撃と混乱を経験したマンスは特別休暇を取って
京義線に乗り込む。
大学講師の
ハンナ(ソンテヨン)は、同じ大学の教授と不倫関係。
誰もが羨むエリートのハンナだが、常に空虚な心を抱えていた。
誕生日を迎え彼と一緒に計画していた旅行は、妻にばれてしまい、
思いがけない修羅場と化す。
しかし、ひどく冷淡な彼の行動は、ハンナの心を惨めに追い詰める。
身も心もボロボロになったハンナは、独りで京義線の列車に乗る。
京義線は、
韓国・ソウルと、
北朝鮮の新義州(中国との
国境に位置する北朝鮮の都市)の間を結んでいる路線。
京城(現・ソウル)の「京」と
新義州の「義」を取って、
京義線となったそうです。
ソウルを出発し、本来の終点は
都羅山(トラサン)ですが、ここは
既に
北朝鮮となる為、韓国での終点はその一つ前の駅の
臨津江(イムジンガン)となります。
臨津江から北の終点・
都羅山へ行くには、一旦
臨津江で強制下車
となり、そこで荷物検査や所定手続きを受けてからの入国となります。
本来の終点地・
都羅山(北朝鮮)では、今では有名なツアー
となっている、
「トラサン展望台」「第3トンネル」「DMZツアー」等の
申込が可能で、南北38度線の非武装地帯の緊迫した雰囲気を
体感出来るようになっています。