我が家では、4年前に告知を受けた時点で、生活面の
事情もありましたが、猛烈に反抗する父をなだめながら(…。)
ほぼ強制的に、
車を売り、
一切運転をさせないように
全ての周囲に厳しくお願いしました。
(更に言えばこの時、
車以外にも、
家と土地も手放した
んですけどね。一気にぜぇ〜んぶスッカラカン!)
もう長年乗ってきた愛車に乗れなくなる、運転もまだ自分は
出来ると思うのに、してはいけないと云われる、頑張って仕事で
稼いで買ったお気に入りの愛車を売らなければならない、
-という現実に父はすっかり意気消沈してしまい、
鬱状態
にも陥りました
私が実行させたとはいえ、非常に胸が痛みました
…だよね、認知症だと云われても、まだ症状が軽い段階だと、
当人はいたってまともだし、普通と何等変わらないんです。
自覚がまだまだ及ばない分、本人も認めたくないわけで。
その状態で、自分の好きなものを取り上げられる気持ち、
更にもう二度と叶わないとなると、生き甲斐まで奪われて
しまうかのようで、その気持ちは想像計り知れないですよね…
今の私がその立場になれば、きっと頭おかしくなると思う。
でも…
父の為、家族の為、生活の為、世間様へご迷惑を
かけないように、極力心を鬼にするしかなかった。
それが家族の責任だと思ったから。
高齢化が進んでいく今、こういった認知症絡みの
事件や事故のニュースも度々みかけるようになってきて、
私自身もつくづくその立場として考えるようになりました。
高齢者の運転免許更新制を1年毎にしろとか、
なんやら色々な対策案もあるみたいですが…
認知症患者には1年だの何だの悠長な事は言ってられない。
認知症の症状段階によっても、家族でさえも抑止
できなくなってしまう事態だって想定できますからね。
徘徊の傾向が出てくれば尚更です。
それでも結局、家族の責任は免れないと私は思うのです…
事件や事故が起こってしまってからでは遅いのですし、
家族で行なう事前対策の重要性を問われるところです。
現在の父は、処方箋が合っているのか調子がよく、
パークゴルフという趣味を見つけ、毎日のように
気の合う友人と打ちに出かけています
先日はその仲間で、日帰り旅行も楽しんできたようです。
気のまぎれる、代替的なものが見つかってよかった…
と、つくづく思います
でもねー
車運転しない変わりに、
自転車には乗るんですが、
時々
川原の土手から落っこちてケガして帰ってくる我が父…
なのに…
自転車のカゴに、
ジョンを乗せていくのはヤメてぇー
日々、父より
の心配をする我が
母なのでした…
はなさんのお爺様もそうだったんですかー
大事にいたらなくて、よかったですね〜
すごくわかります〜。
長年運転してきて、自分は他の人とは違う!大丈夫だとか、妙な自信があるもんで、余計に手を焼くんですよね。
男性って大方車好きですし、尚更手放したがらないですね。
本当に、事故とか人に怪我させないと、懲りないです。
大事態になれば、取り返しつかないですよ…
当時は鬼の極みでした。(笑)
だって、だぁ〜っれも言えないっていうし!!
強引に、もう乗れない方向へ持っていったので、父には可哀相なことをしましたが、今の所恨まれてはいないようです…(笑)
本当に趣味が出来てよかったんですよ〜
流石に道具一式は私がそろえました…
あのまま何もなくなってしまったら、鬱症状が永遠に続いたと思うし、認知症の段階も早く進んでいたと思います
やっぱり人間は、好きなことをする事が、何よりも気力快復の励みとなり、癒しとなる気がしました。
…はなさんも、やっちゃったんですね(苦笑)
やっぱり乗りたがるってことは、人間が思うほど気にしてないってことですよね
すげぇ…