第一研究所ブログ

お久しぶりです。またまた登場のメガネ博士です。

ご挨拶が大変遅くなりましたが
本年も宜しくお願い申し上げます。

これから本格的な真冬の時代が到来ですね
もう寒すぎて目覚ましを止める手も布団から出せないような・・・・・

おおっとまたまた話が逸れてしまいました。失礼致しました。

さて、今年最初のお話ですが表題の通り番外編として
PCR法についてお話させていただきます。
（このシリーズまだまだ続くの？とお思いの方まだまだ続くかも知れません）

では！お話させて頂きます。

PCR法とは「polymerase chain reaction（合成酵素連鎖反応）」の略で
1対のDNAを或る特定の数百万対のDNAに増幅する方法で
例えば「DNA鑑定の結果・・・・・」と呼ばれているものがあります。
皆様もテレビや新聞で一度はご覧になった又は耳にしたこともあるかと思います。
またこの方法は「ノーベル賞」を受賞している方法でもあります。

ではどうやって或る特定の数百万対のDNAに増幅させるの？
との疑問がありますが・・・・・・

もともとDNAは2本鎖の塩基対からなっており、熱変化を起すことにより
DNAの2本鎖が1本鎖になりまた熱をかけることによって2本鎖に戻る
性質を利用してDNAを増殖させます。
うんー中々文章での説明は難しいので下の図をご覧ください。
ちなみに、赤と青の矢印は各々1本鎖のDNAを表しており
熱変化をかける事によって1本の赤と青の矢印が最終的に一番下の図のように
何十万個となります。






この方法を応用して「遺伝子組み換え農作物」は勿論のこと「食品偽装」や「HIV」等の
検査にも応用されており、大変奥が深く色々な分野で活躍しています。

私たちも今回お話させて頂きましたような日々最新の技術を取入れながら
お客様の為に安全で確かな製品を提供していきたいと考えております。

では今日はこの辺で失礼させていただきます。
皆様も体調には充分気をつけてお過ごしください。

しつこいようですが本年も宜しくお願い申し上げます。