今日は終戦記念日です。
この日から、平和大国日本が、生まれたのではないでしょうか?。
63年前と言ったら、最近のお話です。
私の父が2歳の時でしたから。
私の祖父は、大東亜戦争にて、戦死しております。
小学生の頃、引出から、遺言状を見つけました。
恐る恐る、開けてみました。
古い紙が2枚・・・
一枚は妻(私の祖母)に宛てていました。
『女一人で大変だろうが、2人の子供を立派に育てる事。』
もう一枚は、2人の子供(私の父)に宛てていました。
『父は、大東亜戦争で死す。哀しく思うな。』
私は、消えかけた、難し字を必死に読みました。
体が震えたのではなく、体が凍ってしまったのを覚えています。
父には兄がいました。とても体が弱かったそうです。
祖母は死ぬまで
『あの時の卵が忘れられん。』
と、言っていました。
あの時の卵とは・・・
祖父が戦場に向かう朝、祖母は貴重な最後の生卵の上に穴を開け
飲ませてあげようとしたそうです。
しかし、祖父は、病気の長男にその卵を飲ませようとしたところ
誤って落としてしまったのだと・・・
今、卵は1つ20円もしないでしょう・・・
しかし、戦争中の卵は、貴重な貴重な食糧でした。
祖母は、割れた卵を見て、何を思ったのしょうか?
お墓の中には、祖父が生前に残しておいてくれた、爪と髪しか入っていません。
この平和な日本を築いて下さった
全国の戦死者の方々のご冥福を
お祈りします。
今日は、お墓参りに行ってきます。
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