全てのノルマをこなしたとしても、何かを手にしたという
実感がない。寒空に浮かぶ風の中で、生まれる、
たった一粒の涙に全てが救われる。
尾崎は言った。「ひとつの物事について、いろいろな事がいえる。
いろいろな答えが出せると思う。それが本当か、本当ではない
かは別にして、けど僕の目に映るさまざまな出来事、それは
紛れもない事実だ」きっと、この先、幾年の月日が流れようとも、
誰かが心の中で叫んだ時、必ず尾崎は、こう答えるだろう。
「だから、僕には君の心のクラクションが聞こえる」
振り向けばきっと、尾崎はそこに。
−曲・誰かのクラクション−
東海ラジオ
『だから僕には君のクラクションが聞こえる』 終わり |