最近、おすすめ本の紹介が多いなと思っている方もいるかもしれませんが・・・でも最近はいいなと思う本に出会うことが多いので。本日紹介する本は元TBSアナウンサーで現在はパリに在住され、フリーアナウンサー・エッセイストとして活躍中の雨宮塔子さんの書かれた本「金曜日のパリ」を紹介したいと思います。
この本は雨宮さんがTBSのアナウンサーを退職されて、パリに西洋美術の勉強をしに遊学します。その時の様々なエピソードが3年にわたり時系列にそって書かれています。
この本でいいなと思ったのは、ただ出来事を綴るのではなく、その時の自分の状況や心理状態などをきちんと書いているところです。どんな出来事でも主観的に書いていて、恥ずかしいことや失敗談などもさらけだしているため読んでて雨宮さんの人柄がすごくよく分かります。ちなみに雨宮さんもO型だそうで、私もO型なので結構共通する部分がありました。もちろんフランスでの生活についても書かれているので、フランス独特の生活スタイルも分かります。だけど暮らすならやはり日本がいいなと私は思いました。20代後半の女性から30代前半の女性向けの本だと思います。
フランス人って日本人に比べるとすごく個人主義っていうイメージがあります。
でもテレビとかで見るパリジェンヌはすごくきれいですよね。あこがれます。
この本は雨宮さんの視点から見たフランスという国なのでフランス人に関して肯定も否定もせずという感じの書き方になっています。