極寒のロッジ [2008年01月09日(水)]
・・・静かだな。
完全に音の無い世界。 わかります?
車の騒音とかだけじゃなくて、風の音すらしない・
自分は無音の世界を、初めて体験しました。
アメリカ アラスカ州 フェアバンクス。
世界で最も明るいオーロラが出現するエリアだそうです。
街から 車でさらに1時間も森の奥にある ロッジに泊まりました。
オーナーのキースじいさん。
奥さんと息子夫婦で、牧場を営んでます。
冬は 短い昼に暖炉の薪を割り、じっと春の訪れを待つ・
外は極寒ですが、ロッジの中は半袖でちょうどいいほど
とても暖かい。
自分泊まったのは 共同の男部屋。
リビングにいることが多いから、ここは寝るだけね。
オーロラ鑑賞ツアの団体さんが来てると聞いてましたが、
なんと・全員日本人でした。
屋根裏部屋にベットが並ぶだけ
夫婦やカップルで来てた人も多かったですが、
みな男女別の部屋に泊まって かわいそうだったな・
共同のキッチンを使っての自炊です。
食事時はいつも団体ツアーさんで混み合ってるので、
自分はキースの奥さんのバルマと一緒に、
2階で生活する 家族のキッチンを使わせてもらってました。
こんなにたくさん雪があるけど、飲料水は貴重です。
シャワーも2日に1回です。
日の出は朝10時。 日没は昼3時。
オーロラ出現を待つ間。ほんと暇でしたねー。
団体さんが時間交代で、必ず外に立って見張ってくれてるので
仲良くしとこう。っと。
ときどき、自分も防寒服を来て一緒に外に出てみますが。
曇ってます。
北の空に星が出たら、チャンス!
しかし、そのときにタイミングよくオーロラは出ません。
曇ってる夜空の写真
毎日・夜中ずっと起きてて、団体さんが夜食を作ってくれたり
一緒にカルタやったり、書初めしたり。
極地まで来ていったい何してるんだ?とか思いながらも
朝5時くらいに力尽きて寝ます。
しかし。
朝8時にはキースとバルマの夫婦喧嘩で起こされる。
聞いてると、孫のヨーグルトをあんた食べたとか食べてないとか
つまんねえ内容の喧嘩。
コップ1杯くらいの水じゃ、顔も洗えないし・
懐中電灯を持って、静かな森へ 散歩でもしてこよう。
続く