前回(6月9日)では、肥満女性を(1)500kcalの食事制限 (2)250kcalの食事制限と250kcalの消費運動 (3)500kcalの消費運動、と3つのグループに分けて16週間行った結果、(2)が除脂肪体重も減らすことなく最も
ダイエット効果があったという実験をご紹介しました。
それでは
ダイエットを行う場合、どの程度運動をすれば良いのでしょうか?今回はこの運動の量を一緒に勉強しようと思います。
この運動量、インターネットで検索してみてもかなり色々な数値が出てきます。実際の運動量を決めるだけでも右往左往してしまいそうです。ここでは公的機関の目標値を見てみましょう。
厚生労働省では運動施策の推進として健康づくりのための運動指針2006(エクササイズガイド2006)を策定していますが、その中で次のような具体的な数値を上げています。
・第1章理論編 2.健康づくりのための身体活動量(1)身体活動量の目標より
目標は、週23エクササイズ(メッツ・時)の活発な身体活動(運動・生活活動)!そのうち4エクササイズは活発な運動を!
・同【参考】内臓脂肪減少のための身体活動量より
運動量と内臓脂肪減少との関係を示す文献より、内臓脂肪を確実に減少させるためには週に10エクササイズ程度かそれ以上の運動量が必要と考えられます。
ええ!?エクササイズとかメッツとか何!?
(σ・∀・)σ・・・それは(略
前々回(6月2日)で、「人間が活動している時には、脂肪だろうが筋肉だろうが、重さがそのまま負荷になるので体重が重いほうが消費カロリーが大きくなるんです。」とお伝えしました。つまり、同じ時間の活動でも体重によって消費カロリーが異なるということです。
この運動指針では生活習慣病予防のために必要な身体活動量を
個人の体重に関係なく示すために「メッツ」と「エクササイズ」という単位を用いています。なるほど!
そしてその説明として
「メッツ」(強さの単位)
身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当します。
「エクササイズ(Ex)」」(=メッツ×時間)(量の単位)
身体活動の量を表す単位で、身体活動の強度(メッツ)に身体活動の実施時間(時)をかけたものです。より強い身体活動ほど短い時間で1エクササイズとなります。
としています。何だかよくわからない人が多いと思いますが(−。。−;
例えば普通歩行が3メッツなので、内臓脂肪減少のための10Ex行うには
3メッツ×1時間=3Ex・・・普通歩行を1時間行った量の単位
10Ex÷3Ex=約3.3Ex・・・内臓脂肪減少のために普通歩行を行う1週間当たりの運動量
つまり、普通歩行なら1週間に3時間20分=200分行えばO.K.という事ですね。
週5日行うとすると1日当たり200分÷5=40分。歩くだけで週5回40分行う・・・これなら何とか出来そうではないですか?
ちなみに他の運動の運動の強さは
3メッツ:軽い筋力トレーニング、バレーボール
4メッツ:速歩、ゴルフ、自転車、子供と遊ぶ(!)
6メッツ:軽いジョギング、エアロビクス、階段昇降
8メッツ:ランニング、水泳、重い荷物を運ぶ
だそうです。
運送業の方たちは、1週間にいったい何エクササイズになるのやら!?
○○運輸の人のように動けば痩せるのに。
では、次回に続きまーす!
◆健康づくりのための運動指針2006◆
予習・復習しましょっ!(PDFファイル、Adobe Reader等の専用ソフトが必要です)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/undou01/pdf/data.pdf
※このブログのお約束:運動には行うリスクもあります。健康上の理由で運動制限のある方は、監督者の指示に従いましょう。また、健康と思われる方でも、定期的な健康診断を受けて問題がないことを確認の上、自己責任の元に行いましょう。
私の書き方がマズくてごめんなさい!体重に関係なく、誰でもコレくらい行うのがO.K.と言う意味です。後でちょっと修正します
>>toko様
宝塚遠征お疲れ様でした
そうそう地道に適度な運動は筋肉の衰えを遅らせるので、結果的に老化も遅らせる事が出来ますよ。
>>葛飾の寅様×2
運動の落とし穴は運動後はお腹が空くので運動した消費カロリーより食べてしまうことですよね
>>みみやす様
飽きやすい性格なので、これからもコロコロ変わるかもです。でも青が好きなので青で攻めたいと思います
会社近くの宅配便のお兄さんの車には女の子がいつもイパーイです。モテる体型ですよね。