朝食:鮭塩引き〈魚・雑・7〉、隠元胡麻浸し〈精・夏・30〉、筍冷飯、味噌汁(大根)、香、梅干、白湯
昼食:韮菜炒肝、飯、羮(蛋花)、咸菜、杏仁豆腐 〔赤坂田町:三彩居〕
夕食:食パン(アホエン)、酎ハイ、バタピー、ウィスキー・アンド・ソーダ
間食:ワッフル、烏龍茶、紅茶(牛乳)

どうか「冷飯」は「ひやめし」と読んでください。
東アジアで、同じジャポニカ種のライス・イーターでありながら、中国・朝鮮では、冷飯を嫌うらしく、そのためか、炒飯や掬飯、或いは石焼き飯が出来た、らしい。(←根拠はない)
炊き立ての飯が美味いのは、澱粉質が糊化(アルファ化)し、ジャポニカ米特有の香りを出すためである。
冷めると元に戻る(ベータ化し、香りもなくなる)ので、冷飯は不味く感ずるのである。
いっぽう、わが邦では、握り飯や各種の寿司類のように、むしろ冷めた飯を食べるための料理法や保存法を、積極的に開発していったように思える。
温飯を(型に入れ)押すことにより、馴れが生じ、旨味が増す。
篠田統氏によれば、桶に入れて重石をのせただけで、タンパク質の分解がおこり、何種類かのアミノ酸が生じるのだそうである。(『食物誌』中公新書・1975)
この化学変化によって、冷飯にない旨味が発生するのだそうだ。
これが握り飯の原理で、各種の寿司はその応用である。