福助でござる [2016年12月09日(金)]
朝食:女舵木照焼き、小松菜浸し物(花かつを)〈精・雑・7〉、葡萄飯、味噌汁(蜆汁)〈魚・春・14〉、香、梅干、番茶
昼食:カリー(ホウレン草ジャガ芋)、ナン、イェロウライス、サラダ、ビール 〔綾瀬:シータラ 〕
夕食:さきいか、バゲット(マーマイト)、ブルーチーズ、酎ハイ
間食:ルマンド、エリーゼ、酒饅頭、茶、紅茶(牛乳)


ある本というのは、かつてインチキな内容を指摘しようとして果たせなかった『江戸の繁盛しぐさ』のことですが、その中でも、もっとも荒唐無稽なことが書いてある「うらしま・たろうの『現代江戸講』」の一節から。
「…若い方たちは足が長くてスラっとして十頭身なんて喜んでますね。…見ていくと、上の方に確かに首がついてたりしますね。ところが江戸で言いますと、福助。だから福助足袋という商標になったわけで、福助こそ江戸の最高の男なんですね。五頭身半、六頭身ですか、だから六頭身というのがとても良い。……江戸のころは手や足はあまり長くない方が良い。」(p.217)
ちなみに「福助足袋」は、明治33年からのブランドです。それも創業は大阪は堺で、江戸でも東京でもありません。
それはさておき「頭が大きくてえらが張っている」云々が、上記の福助にインスパイアされた表現のように読めるのです。
『江戸の繁盛しぐさ』の初版は 1992年で、『杉浦日向子の江戸塾』の初版が 1997年。
晩年の芝三光は、杉浦先生に一つ穴を認めていたようですが、まさか杉浦先生が『江戸の繁盛しぐさ』を読んでいるとは思えないのですが。
―…はやく言って安心させろよ。誰に似てんだい!
―お前さん、福助。
―あの役者のか?
―なぁに、今戸焼きの福助……
昼食:カリー(ホウレン草ジャガ芋)、ナン、イェロウライス、サラダ、ビール 〔綾瀬:シータラ 〕
夕食:さきいか、バゲット(マーマイト)、ブルーチーズ、酎ハイ
間食:ルマンド、エリーゼ、酒饅頭、茶、紅茶(牛乳)


ある本というのは、かつてインチキな内容を指摘しようとして果たせなかった『江戸の繁盛しぐさ』のことですが、その中でも、もっとも荒唐無稽なことが書いてある「うらしま・たろうの『現代江戸講』」の一節から。
「…若い方たちは足が長くてスラっとして十頭身なんて喜んでますね。…見ていくと、上の方に確かに首がついてたりしますね。ところが江戸で言いますと、福助。だから福助足袋という商標になったわけで、福助こそ江戸の最高の男なんですね。五頭身半、六頭身ですか、だから六頭身というのがとても良い。……江戸のころは手や足はあまり長くない方が良い。」(p.217)
ちなみに「福助足袋」は、明治33年からのブランドです。それも創業は大阪は堺で、江戸でも東京でもありません。
それはさておき「頭が大きくてえらが張っている」云々が、上記の福助にインスパイアされた表現のように読めるのです。
『江戸の繁盛しぐさ』の初版は 1992年で、『杉浦日向子の江戸塾』の初版が 1997年。
晩年の芝三光は、杉浦先生に一つ穴を認めていたようですが、まさか杉浦先生が『江戸の繁盛しぐさ』を読んでいるとは思えないのですが。
―…はやく言って安心させろよ。誰に似てんだい!
―お前さん、福助。
―あの役者のか?
―なぁに、今戸焼きの福助……