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妊娠記録・流産 [2007年06月07日(木)]
みるく夫婦の軌跡 兼
妊娠奮闘記です


(2002年1月19日)

切迫流産と告げられ
絶対安静 1週間後の 検診日。

車で待っている そして
一緒に診察を待ってくれた 

内診を終えた私に
先生は
「今日は一人??」
「いえ、彼と一緒です」
「じゃぁ、彼 呼んで来てくれるかな・・・」

彼と一緒に 診察室へ入った。。。



*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・

先生は ゆっくり丁寧に
私の顔と彼の顔を見ながら 説明した。

「今回は残念だけど・・・流産です」

私も彼も やっぱりと 自然と思ったので
落ち着いて聞いていた。

先生は 図を出して
説明してくれた。

+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+
心拍が確認出来なかったこと

前回より エコーで確認したら
  赤ちゃんの形が 崩れていた事

枯死卵”と言って染色体が原因で
  赤ちゃんに原因があったこと。

枯死卵とは、赤ちゃんの外は育っているが
  中身が育たない。変な例えだけど枯れ枝と同じような状態
  なぜ、起こるのかは分かっていないこと

流産は決して珍しくなく 妊婦さんの
  10人に1人の割合で経験しているということ
+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+

彼も真剣に質問していた。

取り乱しも、涙も流さない私に先生は

「あなたは強い子だから ちゃんと説明受け入れてくれたね
 2回生理が来たら また妊娠できるからね」


最後に こんな事を言ってくれた

「今回は残念だったけど あなたは妊娠できる体だって
 今回で分かったのだから プラスに考えましょうね」

逆にこの言葉が 嬉しかった。

*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・

流産の手術の説明を受けて
私たちは 診察室を出た。

会計を終えるまで
彼はずっと 私の手を握っていた。


当時のことを
彼はこう言っていた。

『みるく、説明受けてる時 絶対 泣くと思ってたんだ…
でもな、全然泣かなかった。
あの時俺、すごいな…強いなって思ったんだ。。。』


私は、あの時
【この子のお母さんなんだから しっかりしなきゃ】
そう思っていた。
泣かないように 泣かないように

決して、強かったわけじゃない気がする。。。

*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・

帰りのの中。
後ろの座席で 手をずっとつないでいた。

弟も彼と時々、普通の話をしていた。

私は、外を見つめ
何も頭では 考えてなかった。

あの時流れていた U2の曲が 今でも忘れられない。

*・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・

帰宅して 母に報告をして
父に電話してもらった。

残念だったね… そう言われた。

そして、彼と 2人きりになった時。

抱きしめられた瞬間


涙が止まらなくなった


声にならない。
なんで なんで

何も言わず 彼は抱きしめてくれていた。。。


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http://www.dhcblog.com/milkfamily/archive/95
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