装いは知恵であり、美は武器である

網戸の無い窓、

真っ黒な空間を呆然と眺めながら、

私・・無事だったんだ・・

と、思いました。

無事が実感出来てくると

涙がどんどん出てきました。





ひとしきり泣いた後、

冷静になり、

血の気がサーッと引きました





ヤバイ！家焼いちゃったよ！！





どうしよう・・と考え、

どうしようも出来ない・・と思い、

（母）に電話しました

（その時にはだけでした）

そして自身は・・















・・・・・・。















何ともありませんでした














シンク近くにあったプラスチックが

ブツブツの異形なものになってたり、

の後ろ、何メートルか分を焼いてたりするのに、

だけは火傷ひとつ負わず、

服さえ全く焼けず、

無事でした





焼け跡は、

だけを避けて

焼いたような焼け方でした・・

赤黒いものは一瞬でを包み、

そして一瞬で無くなりました。





赤黒いものが消えた後、

が見たのは・・





まるで初めから無かったかのように

綺麗に燃え尽きた網戸。

燃え尽きたのか吹き飛んだのかわからないけど、

無くなってしまった台所の蛍光灯のヒモ。

黒く色を変えてしまった

リビング約半分（６畳分くらい）の天井、壁、床・・





一瞬の内に何もかもが燃えていました・・





そして自身は・・

炎上している油に勢いよく水道水を流し入れました





ボンッ！！





という音と共に、

赤黒いものがを包みました・・

ヤバイ！！

と、思った瞬間、油が発火しました





ど、ど、ど、ど、どうしよう

と、思ってる間に火がどんどん大きくなり、

天井に届きそうなくらい大きく燃え上がりました





火事になる！消さなきゃ！！





鍋をシンクまで持って行き、

水道水をＭＡＸの勢いで流し入れました










ボンッ！！