サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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「フォースコリー」の体重減少効果 [2013年07月12日(金)]
本日、専門ジャーナルから原著論文が発行されたという連絡がありました。
(PMU 2, July 2013, 25–27)




コレウス・フォルスコリ含有サプリメントの有効性を示した研究です。


具体的には、

コレウス・フォルスコリ含有サプリメント(1,000mg、分2)、8週間の投与で、体重および体脂肪量の有意な減少効果が見出されました。

(オープンラベル試験)





「フォースコリー」(学名コレウス・フォルスコリColeus forskohlii)は、南アジアに自生するシソ科の植物です。



インドなど現地では、食経験の豊富な食材として用いられています。



主な成分として、ジテルペン類のフォルスコリンforskolinが含まれています。


フォルスコリンには脂肪分解促進作用があり、米国や本邦では、コレウス・フォルスコリ抽出物が体重調節のための機能性食品成分として利用されています。

(弊社では「フォースコリー」です。)



(なお、有効成分は、フォルスコリンだけではありません。

一般に、ハーブの特徴として、単一の成分だけではなく、さまざまな機能性成分が働いています)。



これまでの複数の臨床研究において、コレウス・フォルスコリ抽出物(サプリメント)による減量作用や高血圧改善作用が示されています。



DHCでは「フォースコリー」の安全性を確認した漸増試験による臨床研究も実施しています。



フォースコリーの摂取時には、各自の体質や体調における個人差によって、軽度の消化器症状が生じうることが示唆されました。


したがって、コレウス・フォルスコリ含有食品の摂取時には、

最初から、最大の摂取目安量(4粒)を、一度にまとめて摂るのではなく、

少量(1粒あるいは2粒)から開始して、各自の体質に合っているかどうか、確認しながら上手に利用することが好ましいと考えます。




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レスベラトロールによる熱産生亢進を介した減量作用 [2013年06月30日(日)]
食物化学の専門ジャーナルに、レスベラトロールによる熱産生亢進を介した減量作用を示した基礎研究がスペインのグループから報告されていました。
(Food Chem. 2013 Nov 15;141(2):1530-5. Epub 2013 Apr 13)




レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。



さて、今回の研究では、
レスベラトロールによる骨格筋および肩甲骨間の褐色脂肪細胞での熱産生への影響が調べられました。

具体的には、ラットを用いて、レスベラトロール(30mg/kg/day)が6週間投与され、非投与群との比較が行われています。

解析の結果、
レスベラトロール投与によって、

褐色脂肪組織において、

TFAM(mitochondrial transcription factor A;ミトコンドリアゲノムのコピー数の維持や転写において働くタンパク質)遺伝子の発現亢進、

ミトコンドリアCOX2(mitochondrial-protein-cytochrome-C-oxidase subunit-2)遺伝子発現の亢進、

サーチュイン-1(SIRT1)遺伝子の発現亢進

PPARβ/δやPGC-1α遺伝子発現の亢進
が認められ、

UCP1タンパク質発現の増大も見出されました。

なお、
PPARα発現には変化は見出されていません。


また、骨格筋(腓腹筋)では、
TFAM とCOX2の遺伝子発現亢進が認められましたが、
SIRT1, PGC-1α,PPARβ/δには変化は示されていません。


なお、
レスベラトロール投与群において、
アセチル化PGC-1αの減少が認められたことから、
UCP3タンパク質の活性と発現の亢進が示唆されます。


以上のデータから、
レスベラトロール投与によって、
骨格筋および褐色脂肪組織という2つの熱産生組織において、UCPタンパク質の発現増加が生じ、
エネルギー消費量が増大することで体組成の改善が生じると示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。



現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


という報告が知られています。


DHCでは、レスベラトロールを製品化しています。






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糖質制限食と心血管リスク [2013年06月28日(金)]
本日参加した学会で、糖質制限食についてのプレゼンがありました。


糖質制限食については、すでに多くのランダム化比較試験(RCT)によって、肥満や2型糖尿病に対する有用性が示されています。



10年ほど前に、糖質制限食の有効性がRCTで示されはじめたとき、

反対派からの批判は、

・介入期間が十分に長くないため、長期成績がわからないこと、
(メイヨークリニックから示された最初のRCTは6ヶ月ほどでした)


・高タンパク・高脂質になることから心血管リスクを高めるのではないかという懸念、

の2点でした。






まず、最初の介入期間については、

イスラエルで行われたDirect試験によって、

2年間の介入による有効性が示されており、その後6年間のフォローアップでも有効性と安全性が示されています。

(その他にも1年程度の介入試験は数多くあります。)





次に、

心血管リスクについては、タンパク質と脂質の選択に留意すること、


つまり、焼き肉やステーキを食べ放題、ということではなく、


オメガ3系脂肪酸の多い魚類や、エクストラバージンオリーブオイルを用いる、


ということで解決できます。




今年の前半に発表された糖質制限食に関するメタ解析では、糖質制限食は心血管リスクを高めると結論されています。


ただし、これらは、観察研究を解析の対象にしており、タンパク質や脂質の種類が考慮されていません。


NHSなどの研究で、タンパク質や脂質の種類別に解析した場合、

動物性たんぱく質や動物性脂質を減らすことで、

糖質制限食による心血管リスクは高くならないことが示唆されています。




つまり、糖質制限食で心血管リスクが高くなるかもしれないというのは、観察研究に基づく説であり、RCTで支持されているものではありません。



現在、糖質制限食/低炭水化物食は、

低カロリー低脂肪食とともに、

肥満や2型糖尿病対策の食事療法として選択肢の一つと考えられます。



(心血管イベントをアウトカムにするようなランダム化比較試験を糖質制限食と対照食で組むのは非現実的ですので、現時点でのエビデンスを俯瞰するとき、脂質やタンパク質の種類や質に注意しつつ、緩やかな糖質制限食にするという選択が、肥満や2型糖尿病対策からアンチエイジングといった目的にかなっていると思われます。)







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日本人女性の肥満に関連した遺伝子変異 [2013年06月24日(月)]
内分泌学研究の専門ジャーナル(電子版)に、日本人女性の肥満に関連した遺伝子変異についての研究が、京都大学のグループから報告されていました。
(Endocr J. 2013 May 25)



これは、日本人を対象にした肥満関連遺伝子変異の探索を目的に行われている研究です。


私の共同研究者の一人としてお手伝いさせていただいています。






DHCでは、肥満関連遺伝子として最もコンセンサスが得られている遺伝子の変異を調べる検査キットを製品化しています。





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シトラス・アランチウム(橙)とロディオラ・ロゼア(紅景天)による抗肥満作用 [2013年06月21日(金)]
今月の栄養研究の専門ジャーナルに、シトラス・アランチウム(橙)とロディオラ・ロゼア(紅景天、イワベンケイ)による抗肥満作用を示した基礎研究が、米国のグループ(The State University of New Jersey)から報告されていました。
(Nutr Res. 2013 Jun;33(6):503-12)





シトラス・アランチウム(橙/ダイダイ、学名:Citrus aurantium、英名:ビター・オレンジ)は、交感神経賦活作用を有するシネフリン(Synephrine)等を含み、ダイエット訴求の機能性食品素材として用いられています。

(米国では、ダイダイ/シネフリンが、エフェドラ/エフェドリンの代用サプリメント成分として広く認知されています。)



基礎研究では

ダイダイ(橙)成分による交感神経賦活作用

という報告があります。



紅景天(こうけいてん,学名Rhodiola rosea)は,インドではヒマラヤ地帯に自生する植物で,これまでの予備的な臨床研究や基礎研究によって,アダプトゲンとしての作用が示唆されてきました。





さて、今回の研究では、

シトラス・アランチウム(6%シネフリン)と紅景天(3%rosavins, 1% salidroside)の併用による食事誘導性肥満への作用が調べられました。




具体的には、Sprague-Dawley雄ラットを用いて、

それぞれの単独投与あるいは両者の併用による働きが検証されています。





解析の結果、

まず、

普通体重の標準食摂取群に、

シトラス・アランチウム(1-10 mg/kg)単独投与、

あるいは、

紅景天(2-20 mg/kg)単独投与では、

摂食量に変化は認められませんでした。



次に、

シトラス・アランチウム(5.6 mg/kg) と 紅景天 (20 mg/kg)の併用群では、

10.5%の摂食量抑制が認められています。






高脂肪食(60%脂肪食)に13週間負荷したラットに対して、

・シトラス・アランチウム(5.6 mg/kg) 単独投与、

・紅景天(20 mg/kg) 単独投与、

・両者の併用群、

・対照群

のいずれかを10日間、投与したところ、


両者の併用群において、

内臓脂肪重量が30%減少したということです。





なお、

シトラス・アランチウム投与群において、対照群に比べて、心拍数の増加(+7%)が認められました。


また、

両者の併用群において、対照群に比べて、視床下部のノルエピネフリン上昇(+15%)も見出されています。





以上のデータから、

シトラスアランチウムと紅景天の併用投与によって、

中枢神経系のモノアミン経路を介した抗肥満作用が示唆されます。





今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





ダイダイ(シトラス・アランチウム)/シネフリンは、交感神経機能を亢進することから、いわゆる燃焼系ダイエットサプリメントになります。

一方で、心拍数や血圧の変化を介して、心血管系に負担をかけるため、基礎疾患がある場合には用いるべきではないでしょう。

(したがって、高血圧などの基礎疾患を有していない、肥満者が対象になります。)


DHCのサプリメント・健康食品では、ダイエット訴求の下記の製品に、シトラスアランチウム(ビターオレンジ、橙)の成分が含まれています。



ニュースリム


ダイエットパワー






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クリルオイル成分による脂質代謝改善およびアナンダミド低下作用@肥満男性 [2013年05月29日(水)]
今月の脂質代謝研究の専門ジャーナルに、クリルオイル成分による脂質代謝改善作用およびアナンダミド低下作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Lipids Health Dis. 2013 May 27;12(1):78.)




クリルオイル(krill oil)は、オキアミ油で、DHAEPAといったオメガ3系脂肪酸に加えて、カロテノイド系ファイトケミカルのアスタキサンチンが含まれています。



アスタキサンチンが含まれるので、DHA+EPAのオメガ3系のみよりも高い機能性があると考えられています。
(抗炎症作用と抗酸化作用です。)





先行研究では、

肥満誘導モデル動物(ラットおよびマウス)において、

クリルオイル由来のEPAとDHA投与によって、

末梢血の内在性カンナビノイドの減少、異所性脂肪蓄積の減少、高血糖の改善が示されています。



また、肥満者において、同様の介入が、血中の内在性カンナビノイド値の低下や中性脂肪高値を低下させることも示唆されています。




そこで、今回の研究では、

クリルパウダー(=34%のタンパク質、61.8%のクリルオイル)投与によるカンナビノイド値および中性脂肪値への影響が検証されました。



具体的には、

肥満男性11名(平均BMI 32.3, 平均年齢42.6歳、血中TG値192.5 ± 96.3 mg/dL)を対象に、

1日あたり4グラムのクリルパウダーが24週間、経口投与され、

(6名は対照群で非介入。)


体組成測定、血中の内在性カンナビノイド類(anandamide および2-arachidonoylglycerol)などが測定されています。



解析の結果、

サプリメント投与によって、

12週および24週の時点で、


血中EPAとDHAの有意な増加、

アナンダミドの血中濃度の有意な低下(59%と84%)、

中性脂肪値の有意な低下(22.5%と20.6%)、

が認められたということです。



また、

24週の時点では、

ウエストヒップ比の有意な減少(改善)、

内臓脂肪/骨格筋量比の有意な低下

も見出されています。



このとき、

体重には変化は認められていません。




以上のデータから、

肥満者における

クリルオイル含有クリルパウダーによる末梢エンドカンナビノイド類の低下作用、脂質代謝改善(中性脂肪低下)作用などが示唆されます。





今後、さらに質の高い臨床試験による検証が期待されます。



クリルオイルの機能性成分は、オメガ3系脂肪酸(EPADHA)およびアスタキサンチンなので、これらをサプリメントで摂取することが可能であり、かつ、経済的と思われます。





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リコピンによる肥満での抗炎症作用 [2013年05月04日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、リコピンによる肥満での抗炎症作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Br J Nutr. 2013 May 1:1-7.)





一般に、肥満対策のサプリメントでは、脂肪分解促進や吸収抑制といったメカニズムが考えられます。


具体的には、

フォースコリー



ダイエットパワー

などに含まれる機能性食品成分です。





一方、


肥満やメタボリック症候群の病態には、慢性炎症が存在します。




慢性炎症は、肥満だけではなく、がんや動脈硬化性疾患など生活習慣病全般に共通する病態です。



そこで、


肥満やメタボリック症候群に対して、抗炎症作用を有する機能性サプリメントを投与
する、


というアプローチがあります。



さて、今回の研究では、

肥満モデル動物において、

リコピンによるアディポサイトカイン類の発現が調べられました。



具体的には、

Wistar雄ラットを用いて、

対照群(n=6)、

高エネルギー食投与群(n=12)の2群について6週間の介入が行われ、


その後、高エネルギー食投与群(肥満誘導群)を2群に分け、

高エネルギー食投与群(n=6)、

高エネルギー食+リコピン投与群(n=6)について

さらに6週間の介入が行われました。



(リコピンは10mg/kg体重/日の用量で投与。)




解析の結果、

まず、

血漿中のリコピンは、

対照群と高エネルギー食投与群では検出されませんでしたが、

高エネルギー食+リコピン併用群では、24 nmolでした。




また、

リコピン投与は、体重や体脂肪などの体組成には影響を与えませんでしたが、


レプチン、レジスチン、IL-6は、

脂肪細胞での遺伝子発現および血中濃度のいずれも有意に低下したということです。




その他、

リコピン投与によって、脂肪細胞におけるMCP-1遺伝子発現の有意な抑制も見出されています。



以上のデータから、

リコピン投与は、肥満において、慢性炎症の抑制作用を有することが示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





トマトには、カロテノイド系ファイトケミカルの1種であるリコピン(リコペン)が含まれています。


赤色色素のリコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、疫学研究では、肺がんや前立腺がん、大腸がん、脳卒中のリスク低減効果が示されています。


DHCでは、

リコピン
http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=2302

DHC飲む野菜1日350
http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32254

などを取り扱っています。



また、
DHCでは各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなどを製品化しています。





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フコキサンチンによる体重調節・ダイエット作用@肥満女性 [2013年04月26日(金)]
肥満・糖尿病研究の専門ジャーナルに、フコキサンチンによる体重調整・ダイエット作用を示した臨床研究が、ロシアのグループ(Russian Academy of Natural Sciences)から報告されていました。
(Diabetes Obes Metab. 2010 Jan;12(1):72-81.)




フコキサンチンは、褐藻類に含まれるファイトケミカルの1種で、抗肥満作用が示唆されています。



今回の研究では、

ザンシゲンという複合サプリメントによる体組成への影響が調べられました。


(ザンシゲンXanthigenは、褐藻類由来のフコキサンチンfucoxanthinと、ザクロ種子油由来のプニカ酸を含むサプリメントです。)





具体的には、

非糖尿病で肥満の女性151名を対象に、

(非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の被験者113名と、肝臓は正常な被験者(NLF) 38名)

・600mgのザンシゲン(300 mg のザクロ種子オイル抽出物、300 mg の褐藻類抽出物で2.4 mgのフコキサンチン含有)投与群

・偽薬

のいずれかが、16週間投与されています。

(ランダム化二重盲検偽薬対照試験)






解析の結果、

ザンシゲン600mg(フコキサンチン+ザクロ種子)投与群では、

体重の有意な減少(NAFLD被験者では5.5 ±1.4 kg、NLF 被験者では4.9±1.2 kg, p < 0.05)


ウエスト周囲径の有意な低下(NAFLD群のみ)、


体脂肪量の有意な減少(NAFLD被験者では3.5 ± 1.9 kg, p < 0.001; NLF 被験者では3.6 ± 0.7 kg, p < 0.05)


肝臓の脂肪量の減少および肝逸脱酵素の低下(改善) (NAFLD群のみ)、


血中の中性脂肪およびCRP値の低下が認められました。





このとき、

体重の減少、体脂肪および肝臓の脂肪量の減少という効果は、

NAFLD群よりも、NLF群において投与早期に認められたということです。





その他、

フコキサンチン(> 2.4 mg)投与群

および

ザンシゲン400mg(200 mgザクロ種子抽出物 + 200 mg褐藻類抽出物、1.6 mg フコキサンチン)の投与群では、

偽薬投与群に比べて、

NAFLD群での安静時消費エネルギーの有意な増加が見出されました。






以上のデータから、

フコキサンチン含有サプリメント(ザンシゲン)による閉経前の肥満女性に対する抗肥満作用が示唆されます。





DHCでは、
フコキサンチン含有サプリメントのザンシゲンXanthigenを製品化しています。






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アガリクスによる抗肥満作用 [2013年04月19日(金)]
肥満研究の専門ジャーナルに、アガリクスによる抗肥満作用を示した基礎研究が、フランスのグループ(University Paris-Diderot)から報告されていました。
Obesity (Silver Spring). 2013 Mar;21(3):553-561.)




アガリクス(学名Agaricus blazei Murill)は、ブラジル原産の食用・薬用キノコで、抗腫瘍作用や免疫調節作用が知られており、多くの基礎研究で抗がん作用が報告されています。


また、臨床研究では、がん患者におけるQOL改善作用が示されており、

統合医療的アプローチ(統合腫瘍学)では、標準治療の補完療法として用いられます。





さて、今回の研究では、食事誘導性肥満モデル動物において、アガリクスによる抗肥満作用が検証されました。



具体的には、

Wistarラットを用いて、

高脂肪食あるいは対照食の2群について、

それぞれアガリクス投与群と非投与群として20週間の介入試験が行われています。




解析の結果、

対照食投与群に比べて、

高脂肪食投与群では、体重および体脂肪量の有意な増加が見出され、

高レプチン血症、高インスリン血症、インスリン抵抗性、耐糖能異常も認められました。



また、高脂肪食投与群では、

内臓脂肪組織において炎症関連マーカーの亢進も見出されています。




次に、

高脂肪食にアガリクス抽出物を併用投与した群では、

体重増加の抑制などの効果が示されました。



この効果は、

摂食量の低下によるものではなく、

また、

腸管細菌叢の変化によるものでもないということです。

(対照群、高脂肪食群、アガリクス併用群の比較でこれらの点に差は見出されていません。)



アガリクスの併用投与群において、

消費エネルギー量の増加と歩行活動量の増加が見出されたことから、

抗肥満作用の一部はこれらの働きを介すると推定されています。



その他、

アガリクス併用投与群では、

腸管での膵臓リパーゼ活性の低下が見出されたことから、

脂質吸収量の低下も示唆されました。





以上のデータから、

高脂肪食誘導性肥満に対して、

アガリクスの投与は、

摂食量を変化することはなく、

消費エネルギーを増大し、運動量を増加し、

膵臓リパーゼ活性を抑制することで、

抗肥満作用を示すと考えられます。





一般に、アガリクスは、肥満対策の機能性食品素材と認識されていませんので、

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




アガリクスは、基礎研究では抗がん作用について比較的多くのデータが知られています。

一方、ヒト臨床研究による報告はまだ少ないので、今後、エビデンスの集積が期待されます。

(アガリクスに限らず、キノコ類には抗がん作用が想定されますが、投与者全員に効果があるわけではありません。症例研究では、改善例が期待されると思います。
なお、腫瘍縮小という指標での改善例は限られると思ますが、QOLの改善ということであれば、比較的多くの被験者で期待できると想定されます。)



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フコイダンによる高脂肪食誘導性肥満の抑制作用 [2013年04月13日(土)]
今月の植物療法の専門ジャーナル(電子版)に、高脂肪食負荷時の肥満に対するフコイダンの作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Phytother Res. 2013 Apr 12.)



フコイダンは、モズクやワカメ、昆布などの海藻類に存在する多糖類です。


海藻のヌルヌルした成分の一つで、生活習慣病等に対する効果が報告されています。



さて、今回の研究では、

食事誘導性肥満モデルマウスを用いて、

フコイダンの抗肥満作用が調べられました。




具体的には、

マウスを用いて高脂肪食を5週間負荷し、

その後、

・標準対照食投与群、

・高脂肪食投与群、

・高脂肪食投与+1%フコイダン併用投与群、

・高脂肪食投与+2%フコイダン併用投与群

の4群(各群n=10)

について、比較が行われています。




解析の結果、

高脂肪食投与群に比べて、

フコイダン投与群では、

体重増加の抑制と内臓脂肪の蓄積抑制が認められたということです。



また、

フコイダン投与群では、

血中の中性脂肪値の有意な低下、

総コレステロール値、LDL地の有意な低下が示されました。




さらに、

フコイダン投与によって、

脂肪細胞でのPPARγ遺伝子の発現抑制といった変化も見出されています。




以上のデータから、

フコイダンの投与は、高脂肪食負荷時の肥満に対して抑制作用を示すと考えられます。




今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




フコイダンは、フコースを主成分として硫酸基やウロン酸などが結合した多糖類(硫酸化ポリフコース多糖類)の総称です。


原材料となる食用褐藻類(オキナワモズク、フトモズク、ヒバマタ、メカブ等)の種類によって、フコイダンの種類や含有量が異なっており、生理作用にも違いがあるとされます。



基礎研究では、フコイダンの抗酸化作用、アポトーシス誘導による抗がん作用、抗菌作用等が示されてきました。



その他、胃粘膜保護作用や胃潰瘍治癒促進作用についての報告も知られています。



DHCでは、

フコイダンサプリメントを製品化しています。





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高タンパク質の朝食によって高脂肪の間食が減少 [2013年04月12日(金)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナルに、若年女性において、高タンパク質の朝食をとると、高脂肪の間食が減少する、という臨床研究が、米国のグループ(University of Missouri)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2013 Apr;97(4):677-88.)



肥満の予防では、朝食を抜くことなく、規則正しい食生活が基本とされています。


特に、青少年では、朝食の欠食と、肥満リスクとの相関が示唆されています。



(なお、朝食欠食と肥満との相関について、

食育の観点からは、

朝食自体の働きの他、朝食を欠食するという食習慣をもたらす社会的背景も想定されます。)




さて、今回の研究では、


朝食を欠食する習慣のある、

過体重あるいは肥満の青少年の女性を対象に、


高タンパク食の朝食と、

通常のタンパク量の朝食の2種類について、


食欲や満腹感、夕方の間食といった食行動への影響が調べられました。




具体的には、

女性20名(平均年齢19 ± 1歳、BMI 28.6 ± 0.7)を対象に、

・通常のタンパク質の朝食摂取群(350kcalで、13グラムのタンパク質)

あるいは、

・高タンパク食の朝食摂取群(350kcalで、35グラムのタンパク質)

あるいは、

・(今まで通り)朝食を欠食する群


の3群に分けて、6日間の介入が行われ、

試験7日目に、

10時間にわたり、

食欲や満腹感、、食行動の変化が検証されています。




解析の結果、

まず、空腹感は、

朝食欠食群に比べて、朝食摂取群では減少しました。




次に、

朝食欠食群に比べて、

朝食摂取群では、毎日の満腹感が増加しており、

通常のタンパク質の朝食摂取群に比べて、

高タンパク食の朝食摂取群では、満腹感の増大がより顕著でした。



また、

朝食欠食群に比べて、

高タンパク食の朝食摂取群では、

グレリンの低下、
(グレリンは胃から分泌されるホルモンで食欲を亢進します。)


ペプチドYY値の増加、
(ペプチドYYは食欲を抑制します。)

を認めました。

(通常のタンパク質の朝食群ではこの差は認められていません。)



さらに、

朝食摂取の2群では、

朝食欠食群に比べて、

夕食前の時点で、

脳内の各部位における変化を抑制し、


特に、高タンパク食の朝食摂取群では、
通常のタンパク質の朝食摂取群に比べて、
海馬および海馬傍回での活性化の抑制も見出されました。



その他、

朝食欠食群に比べて、

高タンパク食の朝食摂取群では、

夕方の高脂肪のスナック摂取が減少したということです。

(通常のタンパク質の朝食群では、この効果は認められていません。)




以上のデータから、

高タンパク食の朝食を摂取すると、

食欲やホルモン、神経シグナル系の変化を生じ、

肥満予防になると考えられます。




DHC製品では、DHCプロティンダイエット
が良質のたんぱく質ベースフォーミュラ食ですので、朝食代わりにも利用できます。



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ダイエットアワード2013グランプリ大会 [2013年04月07日(日)]
今日、DHCダイエットアワードグランプリ大会が開催されました。


審査委員長を務めさせていただいたのですが、ファイナリストの方々は、「健康的に美しく」というテーマを体現されており、難しい審査となりました。


ファイナリストの皆様、各賞を受賞された皆様、おめでとうございます。




今回のDHCダイエットアワードグランプリ大会は、ダイエットの成功率がこれまでと同様に高くなっています。


(成功率は、地区審査参加者の中で減量に成功した人の割合として算出しました。)

(医療機関による肥満外来でも、途中で来なくなる患者さんは少なくないですし、企業主催で、ユーザーの皆様が自主的に参加する形式のプログラムでは、やはり一定数の中止者はみられます。)




DHCダイエットアワードでのダイエット成功率の高さの理由は、

単に、DHCプロティンダイエットシリーズの製品の安全性と有効性を示しているだけではなく、

参加者の方への管理栄養士を中心としたサポート体制がうまく機能したため、と考えています。



一般に、医療機関での肥満外来は、

(魔法の薬のような抗肥満薬を処方するわけではなく)、

医師と管理栄養士が中心になって、食事療法と運動療法、行動療法を用いて、減量をサポートする、

という体制です。




そこで、

DHCダイエットアワードでも、同様の体制を構築しており、

さらに、電話やインターネットを介したフォローアップは、

医療機関での肥満外来をはるかにしのぐ、テイラーメイド型の体制になっています。




そのため、医療機関の肥満外来で受ける内容と同じサービスが、

DHCダイエットアワードでは、

電話やインターネットといった非対面型のサービス、

専用ネットサイトや地区大会を通じた参加者の方どうしの交流といった形で、

ダイエットサポートチームとして機能したと考えられます。





今後も、DHCでは、

美しく健康的なダイエットをお手伝いできるフォローアップ体制を充実させていたいと考えておりますので、

どうぞよろしくお願いいたします。





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トクホ・コーラ飲料の有効成分はDHC製品にも含まれています [2013年04月04日(木)]
昨年あたりから、トクホ(特定保健用食品)の表示をしたコーラ飲料がヒットしています。


具体的には、

「脂肪の吸収を抑える」

といった表示が行われています。




トクホ・コーラ飲料の作用メカニズムは、

コーラ飲料に含まれる「難消化性デキストリン」という水溶性食物繊維の1種が、

食事由来の脂肪の吸収を抑えて、

食後の中性脂肪上昇を抑制する、

というものです。






ただし、

難消化性デキストリン自体は、特に新しい成分ではなく、

すでに多くのトクホ製品や健康食品に広く用いられています。






難消化性デキストリンを含むトクホ製品では、


「お腹の調子を整える」

「糖の吸収を穏やかにする」

「食後の血中中性脂肪の上昇抑制」


といった健康強調表示が行われています。





一方、

医学・栄養学的には、

コーラ飲料が健康的なイメージで語られることは、まずないので、

トクホ・コーラのヒットの背景には、

コーラ飲料に、健康強調表示が認められたという話題性があったようです。








トクホのコーラ飲料には、

難消化性デキストリンが1本あたり5グラム程度、含まれています。





DHCでは、

難消化性デキストリンを機能成分とした玄米緑茶を製品化しています。

DHC食べたい時のダイエット茶 玄米緑茶 30包入


(食物繊維5,000mg [難消化性デキストリンとして4,500mg] 含有)






その他、


DHC「ケール青汁+食物繊維」(トクホ)は、


「食物繊維の難消化性デキストリンがおなかの調子を整える[特定保健用食品]」


です。




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低炭水化物食による減量と脂質代謝改善効果 [2013年04月03日(水)]
栄養学の専門ジャーナルに、低炭水化物ダイエットによる減量と脂質代謝改善効果を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。
(Br J Nutr. 2013 Mar 25:1-10)



近年、糖質制限食/低炭水化物食/ローカーボ食による肥満改善効果や糖尿病での血糖コントロール改善効果が注目されており、多くの臨床研究によるエビデンスの構築が行われています。


一方、日本の「食事バランスガイド」では、ごはん・お米の主食が一番大きなポーションを占めています。

これは、農林水産省が作成した食事ガイドラインなので、ごはん・お米を推奨してしまうのは、利害関係上、やむを得ないのでしょう。



アンチエイジング医学や最新の内分泌代謝病学の研究では、適切な糖質制限食による医学的効果のエビデンスはすでに構築されています。


(なお、糖質制限反対派の人たちは、栄養学的に明らかに不適切な糖質制限食、例えば、ステーキ・焼き肉食べ放題は長期的によくない、動物性脂質の摂りすぎは動脈硬化をもたらすなど、極端に間違った例を挙げて、糖質制限食すべてが間違っているかのような意見を述べています。)




さて、今回の研究では

習慣的に炭水化物の摂取が多い(高炭水化物食を摂取している)中国人成人における低炭水化物食による体重と心血管リスクへの影響が調べられました。



具体的には、

肥満あるいは過体重の女性(平均年齢47.9歳、BMI 26.7)50名を対象に、

・低炭水化物食摂取群:

摂取エネルギー制限なし。1日あたり20グラムの炭水化物制限から開始し、1週間ごとに10
グラムずつ漸増する


・低エネルギー食

 35%のエネルギー制限食。炭水化物の摂取量は1日あたり156-205グラム、エネルギー量は1日あたり5021 or 6276 kJ


の2群に分けて、12週間の試験食投与が行われています。





介入期間中のコンプライアンスは両群とも96%であり、同程度の摂食遵守率を示しています。




12週間の試験終了時では、

総エネルギーに占める炭水化物エネルギー比は、

低炭水化物食群(LC)では36.1%、

低エネルギー食(ER)では51.1%

でした。

(P< 0&#8226;001)




平均体重減少幅は、両群とも同程度の減量を示しています。

(LC - 5.27 (95 % CI - 6.08, - 4.46) kg; ER - 5.09 (95 % CI - 5.50, - 4.67) kg, P= 0.67)




また、

体脂肪率も同程度の変化となっています。

(LC - 1.19 (95 % CI - 1.88, - 0.50) %; ER - 1.56 (95 % CI - 2.20, - 0.92) %, P= 0.42)



一方、

脂質代謝に対する効果では、

低エネルギー食群に比べて、

低炭水化物食群のほうが、

総コレステロール/HDL比の有意な低下(改善) (P= 0.03)、

中性脂肪/HDL比の有意な低下(改善) (P= 0.01)

を示しました。




以上のデータから、

高炭水化物食の摂取習慣を有する肥満あるいは過体重の女性において、

低炭水化物食は、低エネルギー食と同等の遵守率を示し、

体重減少効果/体脂肪減少効果は同程度であり、

脂質代謝についてはより好影響を示す、

と考えられます。





肥満など生活習慣病の予防と改善、抗加齢・ヘルシーエイジングには、

地中海食を基本とした緩やかな糖質制限が有用です。








炭水化物制限食は、結果的に高タンパク食で高脂肪食になるため、長期的な影響が明確でないとして、日本糖尿病学会から批判されています。



しかし、緩やかな炭水化物制限食をベースとして、植物性タンパク質やエクストラバージンオリーブオイルを多用する食生活であれば、長期的にも健康にいい影響が期待できます。



(タンパク質は魚類や大豆を中心にし、獣肉類の摂取は避けましょう。

また、オメガ6系の脂質も推奨できません。

欧米の臨床試験では、好ましくない種類のたんぱく質や脂質を過剰に摂取したことによるネガティブな影響を示したものがあります。

したがって、それらを偏重して取り上げて、炭水化物制限食がすべて間違っているかのような説明は適切ではありません。)





結局のところ、唯一無二の正しい食事療法があるわけではなく、個人の体質やライフスタイル、嗜好に合わせて、かつ、適宜組み合わせて、適切な食事療法を継続することが大切です。


今回の研究からも明らかですが、緩やかな糖質制限食をベースにした地中海食は、一番エビデンスがあると思います。




DHC赤沢温泉郷では、和食ベースの糖質制限食を提供しています。



(例えば、赤沢日帰り温泉では「糖質制限定食 5種」などがあります。)




また、DHCでは、ポリフェノールが豊富で機能性が示されているエクストラバージンオリーブオイルを取り扱っています。




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ココアによる抗炎症作用@肥満症 [2013年03月19日(火)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、ココアパウダー投与によって、肥満に伴う炎症が抑制されたという基礎研究が、米国のグループから報告されていました。
(Eur J Nutr. 2013 Mar 15.)




カカオにはポリフェノール類が含まれており、チョコレート(ダークチョコレート)やココアなどポリフェノール含有量の多いカカオ製品による機能性が知られています。



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。




さて、今回の研究では、

高脂肪食負荷によって肥満を誘導したマウスにおいて、

ココアパウダーによる慢性炎症への効果が調べられています。




(肥満やメタボリック症候群では、慢性炎症の病態が様々な障害を引き起こすことが知られており、抗炎症作用を有する機能性食品成分の働きが注目されています。)




具体的には、

C57BL/6J雄マウス(n = 126)を用いて、

・低脂肪食投与群(10%脂質エネルギー比)

・高脂肪食負荷群(60%脂質エネルギー比)

に分けて、18週間の介入が行われました。



8週間の時点で、高脂肪食負荷群は、

・高脂肪食負荷群

あるいは

・8%ココアパウダー添加高脂肪食負荷群

の2群に分けられて、続く10週間の介入が継続されています。





解析の結果、

高脂肪食負荷群に比べて、

ココアパウダー添加高脂肪食負荷群では、

体重増加率が有意に抑制され(15.8 %)、

便中脂肪排泄量が有意に増加した(55.2 %)ということです。




また、

高脂肪食負荷群に比べて、

ココアパウダー添加高脂肪食負荷群では、

インスリン抵抗性亢進が抑制(HOMA-IRが改善)され、

肥満に合併する脂肪肝の重症度が軽減(ALTの低下や肝中性脂肪の減少)しています。




さらに、

高脂肪食負荷群に比べて、

ココアパウダー添加高脂肪食負荷群では、

血中の炎症惹起サイトカイン類の有意な低下(IL-6, 30.4 %)、

MCP-1の有意な低下(25.2 %)、

善玉のアディポサイトカインであるアディポネクチンの有意な増加(33.7 %)が認められました。



その他、

ココアパウダー添加高脂肪食負荷群において、

炎症惹起に関与する複数の分子(Il6, Il12b, Nos2, and Emr1)の遺伝子発現の有意な低下も見出されています。





以上のデータから、

高脂肪食においてカカオパウダーの併用投与は、

体重増加を抑制し、インスリン抵抗性を改善し、

炎症惹起サイトカイン類を抑制することが示唆されます。








ココアやチョコレートには、カカオポリフェノールが含まれており、ポリフェノールの抗酸化作用を介した機能性が注目されています。



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



健康増進・疾病予防という目的では、カカオの含有量が多いダークチョコレートの摂取がポイントです。

また、ココアパウダーを用いたココア飲料では、糖分の過剰摂取に注意が必要です。


チョコレートポリフェノール/フラボノイドによる高血圧改善効果は、メタ解析でも示されています。

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ピクノジェノールによるメタボリック症候群改善作用 [2013年02月17日(日)]
植物療法の専門ジャーナル(電子版)に、ピクノジェノールによるメタボリック症候群改善作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Phytother Res. 2013 Jan 28)




ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。


フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。




さて、今回の研究では、メタボリック症候群に伴う症状に対してのピクノジェノールの効果が調べられています。


具体的には、45歳から55歳のメタボリック症候群患者64名を対象に

1日あたり150mgのピクノジェノールが6か月間投与され、

糖代謝や脂質代謝、体組成など関連指標が測定されました。



また、対照群として66名のフォローアップも行われました。




解析の結果、

6か月間のピクノジェノール投与によって、

ウエスト周囲径、中性脂肪値、血圧が低下し、

HDLコレステロール値が増加したということです。



また、

空腹時血糖値は

投与前の123&#8201;±&#8201;8.6&#8201;mg/dlから、

3か月後に106.4&#8201;±&#8201;5.3となり、

6ヶ月後に105.3&#8201;±&#8201;2.5まで低下しました。

(対照群と比べて有意差あり。p&#8201;<&#8201;0.05)




男性被験者でのウエスト周囲径は、

投与前の106.2&#8201;±&#8201;2.2&#8201;cmから

3か月後に98.8&#8201;±&#8201;2.3&#8201;cm、

6ヶ月後に98.3&#8201;±&#8201;2.1cm

と減少しています。



女性でのウエスト周囲径は、

投与前の90.9&#8201;±&#8201;1.6&#8201;cmから、

3か月後に84.6&#8201;±&#8201;2.1&#8201;cm

6ヶ月後に83.6&#8201;±&#8201;2.2&#8201;cm

と減少しました。





これらのウエスト周囲径の減少は、対照群と比べて有意差が認められています。



さらに、

ピクノジェノール投与群では、

対照群に比べて、

血中フリーラジカルの有意な低下が見出されました。

(-34.6%; p&#8201;<&#8201;0.05)




以上のデータから、

1日あたり150mgのピクノジェノールを6か月間投与によって、

メタボリック症候群にみられる症状の改善作用が示唆されます。







今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。


DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた
ピクノジェノール
を製品化しています。





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「フォースコリー」の安全性に関する検証 [2013年02月11日(月)]
拙稿の掲載誌が届きました。



『New Food Industry』誌の2013年 2月号で、




コレウス・フォルスコリ漸増試験

−「フォースコリー」の安全性に関する検証−


というタイトルです。




コレウス・フォルスコリ含有サプリメント「フォースコリー」の安全性を確認した漸増試験の報告です。






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シトラス・アランチウム(ビターオレンジ・橙)の安全性について [2013年02月06日(水)]
食物科学の専門ジャーナル(電子版)に、シトラス・アランチウム(ビターオレンジ・橙)の安全性について検証したヒト臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
Food Chem Toxicol. 2013 Jan 24.)





シトラス・アランチウム(橙/ダイダイ、学名:Citrus aurantium、英名:ビター・オレンジ)は、交感神経賦活作用を有するシネフリン(Synephrine)等を含み、ダイエット訴求の機能性食品素材として用いられています。


(米国では、ダイダイ/シネフリンが、エフェドラ/エフェドリンの代用サプリメント成分として広く認知されています。)



基礎研究では

ダイダイ(橙)成分による交感神経賦活作用

という報告があります。





さて、今回の研究では、シトラスアランチウムの安全性が検証されました。



(サプリメントでは、シトラスアランチウム単独あるいは他の成分と合わせた製品として利用されていますので、今回の研究でも、そのような設定になっています。)



具体的には、

二重盲検偽薬対照法にて、

健常者25名を対象に、

・シトラスアランチウム抽出物(49mgのシネフリン含有)単独投与を1日2回(シネフリン98mg/日)、

あるいは

・フラボノイド類(ナリンギンとヘスペリジン含有)との併用投与

・対照群

として


60日間の介入が行われました。





解析の結果、

収縮期血圧、拡張期血圧、血球数といった指標について、

シネフリン投与群と対照群との間に有意差は見出されませんでした。




また、心拍数は、フラボノイド併用群において低下傾向(臨床的に有意ではない変化)が示されています。




3群のいずれにおいても、有害事象は認められていません。




以上のデータから、

1日あたり98mgのシネフリン含有シトラスアランチウム抽出物、60日間の投与では、

安全性は高いと考えられます。









ダイダイ(シトラス・アランチウム)/シネフリンは、交感神経機能を亢進することから、いわゆる燃焼系ダイエットサプリメントになります。


一方で、心拍数や血圧の変化を介して、心血管系に負担をかけるため、基礎疾患がある場合には用いるべきではないでしょう。


(したがって、高血圧などの基礎疾患を有していない、肥満者が対象になります。)





DHCのサプリメント・健康食品では、ダイエット訴求の下記の製品に、シトラスアランチウム(ビターオレンジ、橙)の成分が含まれています。


ニュースリム


ダイエットパワー






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肥満対策に抗炎症サプリメント [2013年02月02日(土)]
一般に、肥満対策のサプリメントでは、脂肪分解促進や吸収抑制といったメカニズムが考えられます。



具体的には、

フォースコリー



ニュースリム

などに含まれる機能性食品成分です。





一方、


肥満やメタボリック症候群の病態には、慢性炎症が存在します。




慢性炎症は、肥満だけではなく、がんや動脈硬化性疾患など生活習慣病全般に共通する病態です。



かつて、一般誌のTimeも、


‘Inflammation: The Secret Killer’


としてカバー特集を組んだことがあり、広く認知されています。






そこで、

肥満やメタボリック症候群に対して、抗炎症作用を有する機能性サプリメントを投与する、

というアプローチがあります。




この場合、次のようなサプリメントが用いられます。



クルクミン(ウコン) 0.5〜2.0グラム


レスベラトロール 50−150mg


オメガ3系脂肪酸(EPADHA) 1−3グラム


ビタミンD3  1,000 IU〜


L-カルニチン 2,000mg〜


コエンザイムQ10 100−300mg


プロバイオティクス  5−10 B CFU〜


緑茶  3杯/日〜


フラボノイドの豊富な食品






これらは、直接的な体脂肪減少や減量効果というのではなく、内臓脂肪型肥満、メタボリック症候群に伴って生じている慢性炎症に対するサプリメントです。


つまり、疾病予防を目的としています。




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糖質の摂取が多いと肥満になる [2013年01月19日(土)]
今月の英国医学ジャーナルに、食事由来の糖質の摂取と体重との関連についてのメタ解析が、ニュージーランドのグループ(University of Otago)から報告されていました。
(BMJ. 2012 Jan 15;346:e7492.)




ダイエット(減量)には、三大栄養素のバランスと質が重要です。


一般には、低脂肪低カロリー食が推奨されますが、個人の体質や継続性を考える際には、糖質制限食/低炭水化物食も選択肢の一つです。


また、高タンパク低カロリーの置き換え食については、減量の効果が裏付けられています。



近年、肥満の予防や改善、2型糖尿病における血糖コントロールに対して、従来の標準治療である低脂肪食低カロリー食よりも、低炭水化物食(ローカーボ、糖質制限食)の有用性が示されており、一定のエビデンスを持つ食事療法の選択肢として認識されています。




さて、今回の研究では、

成人および小児において、

食事からの糖質摂取と、体重との相関が検証されました。



具体的には、

2011年12月までの主要データベースから

(OVID Medline, Embase, PubMed, Cumulative Index to Nursing and Allied Health Literature, Scopus, Web of Science)

ランダム化比較試験および前向きコホート研究から系統レビュー・メタ解析が行われています。



食事や飲料からの糖質摂取量と体組成や体重が測定された試験で、

介入試験では2週間以上、

コホート研究では1年間以上

を条件とした結果、


7,895試験から30報、

9,445コホート研究から38報

が抽出されました。



解析の結果、

糖質の摂取が減少すると、体重も減少するという有意な相関が認められました。

(0.80 kg, 95% CI 0.39 to 1.21; P<0.001)



同様に、

糖質の摂取が増加すると体重も増加していました。

(0.75 kg, 0.30 to 1.19; P=0.001)




小児を対象にした介入試験では、

糖質含有の多い食事や飲料の摂取を減らすという療法に対しての遵守率が低く、体重での有意差は見出されていません。



しかし、1年間の前向きコホート研究では、

糖質の摂取量が少なかった群に比べて、

摂取量が多かった群では、肥満や過体重となるリスクが有意に効率となっています。

(55%リスク増加。)





以上のデータから、

糖質の摂取が多いと、肥満や過体重のリスクになると考えられます。




一般に、肥満や2型糖尿病に対する食事療法では、低脂肪食が推奨されます。


一方、アトキンスやサウスビーチなどに代表されるダイエット法では、低炭水化物食が推奨されてきました。

(80年代から90年代に流行した低炭水化物食は、エネルギー比で40%ほどに抑えるという食事方法です。これに対して、一般的な食事ガイドラインでは、炭水化物のエネルギー比は55%〜60%が適切とされています。)


近年、
糖尿病治療では、糖質制限食が選択肢の一つとして、日米で認められつつあります。


(一般に、炭水化物=糖質+食物繊維です。

ただし、食物繊維は、低炭水化物食/糖質制限食では、炭水化物/糖質としてカウントはしていません。

肥満治療では、低炭水化物/ローカーボという表現が使われています。一方、糖尿病治療では、糖質制限という表現が多いようです。どちらも同じ概念です。)





医学医療の世界では、炭水化物を制限する食事療法は、ながらく否定されてきました。


特に、2000年代に入って、ニューアトキンスとして、超低炭水化物食が提唱されると、メインストリームの医学医療界からは、不適切なダイエット法の典型のように攻撃されています。
(超低炭水化物食では、炭水化物の摂取をエネルギー比で5%ほどに抑えます。)

しかし、この10年ほどの間に、低炭水化物食および超低炭水化物食(炭水化物制限食)が、従来の低脂肪食よりも優れた減量効果を示す、という臨床研究(ランダム化比較試験)が、数多く報告されています。


エビデンスが出ているにもかかわらず、炭水化物制限食・低炭水化物食・超低炭水化物食に対する医学界からの批判は大きいのですが、低脂肪食で十分な効果が得られない肥満者や糖尿病予備軍の人がたくさんいるという事実があります。

したがって、
基礎疾患のない肥満者や糖尿病予備軍の人に対しては、
数ヶ月から1年ほど、炭水化物制限食を試みる価値は十分にあると考えます。


(エビデンスがあるのに批判されるという状況は、サプリメント・健康食品も同じです。
一定のエビデンスが構築されているのに、積極的に評価していこうとする医療者は、残念ながら少数派でしょう。
現在の医学医療のビジネスモデルが、基本的には、病人が増えることで儲かる仕組みになっているので、仕方ありませんが。)


最近の研究では、低炭水化物食・炭水化物制限食が有効な人、低脂肪職が有効な人の違いを示唆するデータもあります。
要するに、一律に、低脂肪食、あるいは低炭水化物食というのではなく、その人の体質にあった、テイラーメイドの食事療法を行うことがポイントです。



炭水化物を極端に減らす食事では、結果的に、脂質とタンパク質が多くなるため、体にいい脂肪と植物性タンパク質を多くするなどの工夫も必要でしょう。


同じ炭水化物でも、消化吸収されやすい単純炭水化物は特に禁物です。




DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、


DHCプロティンダイエット
です。


また、低GI食、低GL食として、

発芽玄米

米こんにゃく

があります。







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医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

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