サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ピクノジェノールによる更年期障害改善作用@日本人 [2013年03月05日(火)]
生殖医学の専門ジャーナルに、ピクノジェノールによる更年期障害改善作用を示した臨床研究が、石川県の恵寿総合病院(Keiju Medical Center)のグループから報告されていました。
(J Reprod Med. 2013 Jan-Feb;58(1-2):39-46.)




ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。


フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。




さて、今回の研究では、ピクノジェノールによる更年期障害関連症状への影響が調べられています。



具体的には、二重盲検偽薬対照試験として、

更年期の女性170名を対象に

1日あたり60mg(分2)のピクノジェノール

あるいは

偽薬が3ヶ月間投与されました。




更年期関連症状に関する指標として、

Women's Health Questionnaire (WHQ) およびKupperman indexが調べられ、

性ホルモンの値も測定されました。




被験者7名が脱落しています。



(更年期症状に対する他の試験と同様に、本試験でも)プラセボ効果が認められました。


投与前に比べて、

ピクノジェノール投与群ではほとんどの項目で有意な改善が認められています(p < 0.05)。

(formication sensation とabnormal perceptions以外の全項目で改善)



特に、血管運動性症状や不眠/睡眠障害に対して効果的であったということです。

(4週間後および12週間後に、偽薬群に比べて有意に改善。)



Kupperman's indexの重症度スコアは、偽薬群に比べて、12週間以降の時点で、実薬群において有意な改善を認めています。

(偽薬群では-39%であったのに対して、実薬群では-56%)



また、症状スコアは、4週以降の時点で、偽薬に比べて、有意な改善を示していました。



以上のデータから、

(欧米の臨床試験での用量と比べると比較的)低用量のピクノジェノール投与による更年期関連症状の有意な改善効果が示唆されます。




DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた
<リンク:http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=2182>ピクノジェノール
を製品化しています。



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脳外傷におけるピクノジェノールの神経保護作用 [2012年10月21日(日)]
今月の神経病学の専門ジャーナル(電子版)に、脳外傷(外傷性脳障害)におけるピクノジェノールの神経保護作用を示した基礎研究が、米国のグループ(University of Kentucky)から報告されていました。
(Exp Neurol. 2012 Oct 8.)




ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。



フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。




さて、今回の研究では、脳外傷(外傷性脳障害)におけるピクノジェノールの作用が検証されました。


脳外傷では、酸化障害によって、脳神経細胞の障害が生じることからピクノジェノールのフラボノイド類による抗酸化能を介した働きが想定されます。



具体的には、脳損傷モデルラットを用いて、

外傷後にピクノジェノール投与群もしくは対照群の2群について、

脳の各部位における抗酸化関連や炎症関連、脳神経細胞の指標の解析が行われました。




解析の結果、
まず、外傷によって、障害部位の大脳皮質および同側の海馬における有意な酸化障害が見出されました。



次に、外傷後ピクノジェノール投与群では、

脂質過酸化、タンパク質の酸化障害が有意に抑制され、

シナプスタンパク質(synapsin-1, PSD-95, drebrin, synapse associated protein-97)の減少も
有意に抑制されたということです。



また、炎症惹起サイトカイン類(IL-6とTNF-α)も、外傷後の両群において増加し、

ピクノジェノール投与群では、対照群に比べて、

サイトカイン類の増加が有意に抑制されました。





以上のデータから、
脳外傷(外傷性脳障害)におけるピクノジェノールの抗酸化作用を介した神経保護作用が示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた
ピクノジェノール
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ピクノジェノールによる糖代謝改善作用 [2012年06月16日(土)]
今月の分子生物学の専門ジャーナル(電子版)に、ピクノジェノールによる糖代謝改善作用を示した基礎研究が、インドのグループ(Hamdard University)から報告されていました。
(Protoplasma. 2012 Jun 3.)



ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。


フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。





一方、1型糖尿病モデルにおけるピクノジェノールの働きについての検証は行われていません。


そこで、今回の研究では、1型糖尿病モデルラットを用いて、ピクノジェノールによる血糖値、炎症マーカー、酸化ストレスへの影響が調べられました。



具体的には、STZ糖尿病ラット(STZ; 60 mg/kg BW)に対して、

STZ投与の4日後から、

ピクノジェノール(10 mg/kg BW)が4週間、投与されています。




解析の結果、
まず、STZ群では、空腹時血糖値、HbA1c値の有意な増加、アミラーゼ、インスリン、肝グリコーゲン値の有意な低下が認められました。


このとき、STZ+ピクノジェノール投与群では、STZ群におけるこれらの変化が抑制されたということです。


また、

STZ群では、血中のNO、TNFα、IL-1βが有意に上昇したのに対して、

ピクノジェノール併用群では低下が認められました。




さらに、ピクノジェノール投与による、過酸化脂質増加の抑制、抗酸化酵素活性低下の抑制なども示されています。





その他、組織学的免疫組織学的所見でも、ピクノジェノールによる保護作用が見いだされました。




以上のデータからピクノジェノールによる糖尿病病態での糖代謝改善作用が示唆されます。





今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




DHCでは、安全性・有効性・経済性(費用対効果)に優れた
ピクノジェノール
を製品化しています。



なお、1型糖尿病における血糖コントロールには、医療機関での治療が必須です。




一方、2型糖尿病では、生活習慣の見直しが病態の改善に関与します。



DHCでは、糖尿病における血糖値対策の対策のサプリメント・食品として、

発芽玄米

米こんにゃく

複合サプリメント

などを製品化しています。




また、肥満の改善が必要な場合には、
DHCプロティンダイエットが有効です。



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ピクノジェノールによる血管内皮機能改善作用 [2012年02月02日(木)]
循環器学の専門ジャーナル(電子版)に、ピクノジェノールによる血管内皮機能改善作用を示した臨床研究が、スイスのグループから報告されていました。
(Eur Heart J. 2012 Jan 11.)


ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。



フラボノイド類による抗炎症作用や抗酸化作用を介した効果が示されており、生活習慣病の予防からアンチエイジング医学まで、広く利用されています。



さて、今回の研究では、ピクノジェノールによる血管内皮機能への影響が調べられました。


血管内皮機能の障害は、動脈硬化を生じ、心血管疾患(心臓病)のリスクとなります。



具体的には、冠状動脈疾患を有する患者23名を対象に、
心臓病治療に加えて、

・1日あたり200rのピクノジェノール、

あるいは

・偽薬

が8週間投与されました。

(2週間のwash-outでクロスオーバー法にて8週ずつ。)



血管機能としてFMDが測定され、その他、酸化障害や炎症関連マーカーも調べられています。



解析の結果、

ピクノジェノールを投与された冠状動脈疾患患者群では、

FMDの有意な改善が認められました。

(5.3 ± 2.6 to 7.0 ± 3.1、P < 0.0001)




これに対して、偽薬群では有意な変化は示されていません。

(5.4 ± 2.4 to 4.7 ± 2.0; P = 0.051)



また、両群間の比較でも有意差が認められています。

(95% CI: 1.75, 3.75, P < 0.0001)


さらに、酸化ストレスマーカーである15-F(2t)-Isoprostaneは、ピクノジェノール投与によって有意に低下しました。

(0.71 ± 0.09 to 0.66 ± 0.13)



一方、偽薬群では変化は見られていません。




その他、炎症マーカーや血圧、血小板機能については両群間での差は示されませんでした。






以上のデータから、心血管疾患を有する患者に対して、標準治療に、ピクノジェノール投与を併用することによって、血管内皮機能の改善効果が期待されます。




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ピクノジェノールによる肌のアンチエイジング効果 [2012年02月01日(水)]
皮膚科学の専門ジャーナルに、ピクノジェノールによる皮膚のアンチエイジング効果を示した臨床研究が、ドイツのグループ(Leibniz Research Institute for Environmental Medicine)から報告されていました。
(Skin Pharmacol Physiol. 2012 Jan 21;25(2):86-92)



ピクノジェノールは、フランス海岸松に由来する機能性食品素材で、フラボノイド類が主成分です。



抗炎症作用や抗酸化作用を介して、病気の予防や症状の改善に働き、これまで多くの臨床研究によって多彩な作用が示されています。



さて、今回の研究では、ピクノジェノールサプリメントの投与による、女性の肌質への影響が調べられました。



具体的には、閉経後の健康な女性20名を対象に、ピクノジェノールが12週間投与され、

1)皮膚の状態に関連する非侵襲的な指標、

2)生検による皮膚の構造に関与する遺伝子発現の解析

が行われています。




解析の結果、
ピクノジェノール投与によって、皮膚の保湿性および弾力性の有意な改善が見出されました。



この効果は、ピクノジェノール投与開始前に、乾燥肌の状態にあった女性でより顕著であったということです。



また、これらの肌質の改善は、ヒアルロン酸合成に関与する酵素(HAS-1)の遺伝子発現増加、コラーゲンの生合成に関与する遺伝子発現の増加を伴うことが見出されています。



なお、ピクノジェノール投与による有害事象は認められていません。




以上のデータから、ピクノジェノールは、閉経後の女性において、ヒアルロン酸合成やコラーゲン合成の亢進を介して、保湿性や弾力性といった肌質を改善することが示唆されます。





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アレルギー性鼻炎の症状軽減作用 [2010年07月06日(火)]
植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に,ピクノジェノールによるアレルギー性鼻炎の症状軽減作用を示した臨床研究が,カナダのグループから報告されていました。
(Phytother Res. 2010 Jun 14)


昨日に続いて,フランス海岸松に由来するピクノジェノールに関するヒト臨床研究です。



今回の研究では,アレルギー性鼻炎(花粉症)に対するピクノジェノールによる症状軽減作用が,二重盲検偽薬対照試験で検証されています。


具体的には,まず,2008年に,被験者19名を対象に,カナダオンタリオ州の花粉(カバの木の花粉)飛散開始時期前の3週間にわたって,ピクノジェノールあるいは偽薬を投与しました。


このときは,両群間の症状に有意な差を認められなかったため,ピクノジェノールの作用発現に必要な時間が十分ではなかったと考察しています。


そこで,次に,2009年に,39名の被験者を対象に,花粉症飛散開始時期前の5-8週間にわたって,ピクノジェノールあるいは偽薬が投与されました。


その結果,ピクノジェノール投与群では,偽薬群に比べて,眼の症状スコアは35%軽減(改善),鼻の症状スコアは20.5%軽減したということです。


このとき,アレルギー特異的IgEは,偽薬群では31.9%増加したのに対して,ピクノジェノール投与群では19.4%の増加にとどまっています。


その他の指標に関する解析でも,アレルゲン曝露前のピクノジェノール投与は,症状軽減効果を示しています。


花粉症シーズンの7-8週間前からのピクノジェノールの摂取が,最も良好な改善効果を示したということです。



以上のデータから,ピクノジェノールは,花粉飛散時期前の十分な期間に摂取することで,花粉症症状改善作用を示すと考えられます。



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ピクノジェノールによる静脈機能不全・浮腫の改善作用 [2010年07月05日(月)]
生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,ピクノジェノールによる慢性静脈機能不全の改善作用を示した臨床研究が,イタリアのグループから報告されていました。
(Phytomedicine. 2010 Jun 23.)



ピクノジェノールは,フランス海岸松に由来する機能性食品素材で,フラボノイド類が主成分です。


抗炎症作用や抗酸化作用を介して,病気の予防や症状の改善に働き,これまで多くの臨床研究によって多彩な作用が示されています。



今回の研究では,慢性静脈機能不全症に対するピクノジェノールの効果が検証されています。


具体的には,重症の慢性静脈機能不全による症状を示す患者98名を対象に,


--ピクノジェノール投与群:150mg/日のピクノジェノール

--弾性ストッキング利用群

--ピクノジェノール+弾性ストッキング併用群


の3群に分けて,介入試験が行われました。


なお,被験者の所見は,

-平均静脈圧(AVP;average ambulatory venous pressure);58±7 mmHg (range 48-60mmHg),

-静脈再充満時間(VRT);12秒未満(平均7±2秒)

-平均罹病期間 6.0±3.1年

です。


臨床所見,AVP,VRTに関して3群間に差はありません。



8週間の介入試験の結果,3群すべてにおいて

足首腫脹の有意な減少(改善),

環流(resting flux)の有意な改善,

臨床所見の有意な改善

が認められています。


特に,併用群において,これらの効果が顕著に認められたということです。


また,ピクノジェノール単独投与群は,弾性ストッキング単独群よりも,すべての所見において有意な改善作用を示しています(p<0.05)。


このとき,副作用は報告されておらず,高い安全性・認容性が示唆されました。



以上のデータから,ピクノジェノールは,慢性静脈機能不全の症状改善に有用であると考えられます。



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